夏の花の中で、百日紅の花はお気に入りです。
紅と言うほどに赤くなく、優しい色の花が夏の暑い様を変えているように思います。
向日葵なんかは、(^o^)/「なつ~

昨年も見ているはずなのに、余り思い出せない。
それとも、荒野の枯れ木のように曲がりくねった枝振りが、地獄の様相を想像させたか、薬のせいで感覚が鋭くなりすぎていたために、優しい赤がコントラストの強いきつい色に見えたか、不思議と穏やかに百日紅を見ることが、幸せに感じる。
湘南の祖母の家に門から玄関の間に沢山の木が植わっている。
その中に、百日紅があった。独特な表皮に幼い頃から名前を覚えた。
あの頃は、楽しい夏休みの思い出の象徴となっている。
百日紅は変わらずとも、人はどうしてこうも物事を違って感じるのだろうか。
普通に憧れる、普通でない人として、やっぱりこの社会は生きづらい、心穏やかになった今とて、クリニックに行く日が、一番楽しく、一番つらい。
そして、普通の世界に順応すべく、私にとっての聖域に普通に見える私を持ち込もうとしている。
月曜日、私は心を鉛の箱に閉じ込めて、面接の前に私の大事な場所に行きます。
壊れないように、丈夫な箱をこしらえて…。
百日の 美しき花 咲き誇れ
後に生まれし 同類(なかま)のために