少し前の話。


三兄弟と旦那と、スーパーでお買い物中のことです。

買い物すると、何度注意しても商品をツンツンしたり触りながら歩いたりする長男のれんたろう。

卵をまた触っていたので、

「それは売り物だからね。他の人が買うものだから触っちゃダメだよ。

もし、卵を落としたり割れたりしたら大変でしょ」


都度、そう説明しながらお買い物をしています。



旦那と双子が先にお会計に並んでいる時、

レジ近くの和菓子コーナーが目に止まったので、れんたろうと一緒にそこに向かいました。

何を買おうかと見ていると、

彼は手をつーーーーーっと商品に這わせながら移動していたらしく、

それに私も気付かず、

なんと、ういろうをドシャっ!と2パック落として、中身が飛び出てしまったんです。



驚いた私は、とっさに「だから触ったらいけないって言ったでしょ!」

と叱りつけました。

すると、

他のお客さんを対応していたおばちゃま店員さんが、そのお客さんに「ちょっと待って!」と言うと、

ささーっと私たちの方にかけつけ

「いいからいいから、もう破棄しちゃうわね」と言って

落ちたういろうをテキパキとさげてくれたのです。


申し訳なかった私は「ごめんなさい、これ買わせて下さい」と言うのですが、

「いいのよ、本当に気にしないで!」と言って

有無を言わせずういろうを下げていきました。



店員さんの優しさに嬉しかったのと申し訳なかったので、

再びれんたろうに、

「こういうことになるから、触っちゃいけないって何度も言ったでしょ!

ちゃんと謝りなさい!」

と怒って、れんたろうは泣きじゃくっていました。


その様子を隣で見ていたおばあちゃまのお客さんが、

「もう怒らないであげて‥こんな可愛い子だから‥見てるこっちが悲しくなっちゃう‥」

と言うと、本当に泣き出してしまったのです。

そして、隣にいたおばあちゃまの娘さんかと思われる方が、

母親のしつけに口を出すのは良くないと思ったのか、

おばあちゃまを止めています。




「ぜーんぜん気にしないで!」というおばちゃま店員さん。

息子を想ってかばってくれたおばあちゃま。

私の気持ちに共感してくれた娘さん。



3人とも、それぞれに愛を感じて、

嬉しいような、申し訳ないような、恥ずかしいような、

なんともいたたまれない気持ちになりました。

そして、私まで涙が出そうになりました。



その場は深々と謝罪をして旦那と双子のところへ戻ったのですが、

なんとおばちゃま店員さんが追いかけてきて、

「これ、仲良く食べてね」というと、

子供3人にそれぞれラップに包んだお団子を渡してくれたのです!

なんという心優しい対応!



子育てする者として、救われた想いでいっぱいになった出来事でした。

そして今回のことは、れんたろうの心にも深く刻まれたようで、

それ以降買い物に行く時に、

「触らないんだよね!」と自分からたまに言ったりしています。



あの場にいた皆さん、ごめんなさい、本当にありがとう。

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