こんにちは、特別支援学校教員のうさぎです🐰
今回は「知的障害児の発達ってどう進むの?」「年齢ごとの関わり方は?」という疑問にお答えします。
知的障害のある子の発達とは?
知的障害のある子どもは、言葉・思考・生活面などの発達が、年齢相応よりゆっくり進みます。
でも「できない」ではなく、「ペースがちがう」だけ。
理解の道すじや表現方法に工夫が必要です。
発達段階ごとの特性と支援ポイント
1. 幼児期(〜6歳ごろ)
- 言葉が出るのが遅い、話が伝わりにくい
- ごっこ遊びが苦手、同じ遊びを繰り返す
- 感覚が過敏(音・肌ざわりなど)
支援のヒント:
ジェスチャーや絵カードでやり取りをサポート。
好きな遊びを通して関係づくりを。
2. 小学校低学年(6〜9歳ごろ)
- ひらがなや数がなかなか定着しない
- 集団行動が苦手、急な予定変更でパニックに
- 自分の気持ちをうまく言えず、手が出ることも
支援のヒント:
スケジュールを「見える化」し、安心できる流れを作る。
感情を表す絵や言葉カードも役立ちます。
3. 小学校高学年(9〜12歳ごろ)
- 少しずつ自立に向かうが、生活のサポートは必要
- 人間関係のトラブルが増える(からかわれる・誤解)
- 得意・苦手がはっきりしてくる
支援のヒント:
得意なことを伸ばし、自信をつけるチャンスを。
役割をもって集団に関わる機会を増やすと◎。
4. 中学生以降
- 進路の選択が現実的なテーマに
- 「できること」と「できないこと」の自覚が芽生える
- 対人関係の不安や葛藤が強まることも
支援のヒント:
将来の生活や仕事を見据えた支援が大切に。
自己理解と、自分なりの「安心できる場所」を持つことがポイントです。
発達のギャップに寄り添う
知的障害のある子は、身体の年齢と心の発達にギャップがあることも。
小学生でも心は幼児期のような反応を見せることがあります。
でもそれは「子どもらしい姿」。そのままの姿を認めることが安心感につながります。
実際に見られる子どもの様子
- 先生が話している間に席を立ってしまう
- 自分の名前が読めない、でもお気に入りのアニメのセリフは言える
- お友だちに「やめて」と言えず、物を投げてしまう
こんな行動にも、ちゃんと理由があります。
一つひとつの行動の裏に「伝えられない気持ち」や「理解の難しさ」があることを忘れずに。
大切なのは「その子の今」を見ること
年齢で「こうあるべき」と決めずに、
「今、どこまでできているか」「何に困っているか」を一緒に見つけていくことが大切です。
おわりに
発達の遅れや偏りはあっても、子どもたちは毎日、前に進んでいます。
そのペースに合わせて、支え、見守ることが何よりの支援です。
次回予告
次回は「軽度・中度・重度の知的障害の違い」についてわかりやすくまとめます。
ご感想や体験、コメントお待ちしています
「うちの子はこうだったよ」「こんなことで困っている」など、コメントで教えていただけたら嬉しいです🌱