特別支援学校に向いている人・向いていない人の特徴
こんにちは、うさぎです🐰
今回は、教員を目指す学生さんからよく聞かれる質問、「特別支援学校に向いている人ってどんな人ですか?」というテーマを取り上げます。
🟢 向いている人の特徴
特別支援学校の現場で求められる力は、単に「優しさ」や「我慢強さ」ではありません。具体的には以下のような資質が重視されます。
- ① 子どもの個性を尊重できる
→「この子はこうだからダメ」ではなく、「この子に合った方法を探そう」と考えられる人 - ② 柔軟に対応できる
→想定外の行動や、突発的な出来事にも冷静に対応できる力 - ③ チームで協力できる
→教員同士や、看護師・PT・OTなど他職種と連携しながら支援を考えられる姿勢 - ④ 小さな成長を喜べる
→1人でトイレに行けた、名前を呼ばれて返事ができた…そんな日常の「できた!」を大切にできる心 - ⑤ コツコツ準備・観察できる
→子どもの変化に気づき、記録をとったり、支援を微調整できるタイプ
こうした力は、経験の中で育てていけるものでもあります。「完璧でなくても目指したい気持ちがあるか」が大切です。
🔴 向いていない可能性があるのは?
あくまで一例ですが、以下のような傾向があると、特別支援学校の現場ではストレスを感じやすいかもしれません。
- ① すぐに成果を求める人
→特別支援では、結果が見えるまでに時間がかかることも多いため、焦りすぎると空回りしてしまうことがあります。 - ② マニュアル通りでしか動けない人
→現場は想定外の連続。臨機応変さや観察力が求められます。 - ③ 感情を抑えられない人
→感情的な対応は、子どもに不安や混乱を与えるため、冷静さが求められます。 - ④ チームより個人プレイが好きな人
→1人で頑張るのではなく、協力し合う姿勢が重要です。
これらの特徴があるからといって、教員に向いていないとは限りません。気づきと努力次第で十分に成長できます。
💡 自分に向いているかどうか、見極めるには?
「向いているか分からない」という方は、次のような行動を取ってみましょう。
- 大学の実習やボランティアで子どもと関わってみる
- 特別支援学校の授業参観・説明会に参加してみる
- 支援の現場で働く先生の話を聞いてみる
自分の「得意なこと」「大切にしたいこと」と、特別支援の価値観が重なるところがあれば、それがあなたの強みです。
📣 最後に
特別支援教育は「子どもが主役」の教育です。
「その子らしさ」を支えたい、という思いがある方には、とてもやりがいのある仕事です。