模擬授業って何をするの?準備と心構えを解説
こんにちは、うさぎです🐰
今回は、教員採用試験でよく出題される「模擬授業」について、特別支援学校ならではのポイントを解説します。
📚 模擬授業とは?
模擬授業とは、「教壇に立つ力があるか」を見る試験です。主に以下を評価されます:
- 子どもへのわかりやすい説明
- 目線や声かけなどの授業スキル
- 教材の工夫・導入・展開の構成力
- 子どもの反応への柔軟な対応
特別支援学校の模擬授業では、子どもの特性に応じた工夫ができているかが特に見られます。
🎯 特別支援ならではの視点
特別支援学校の模擬授業では、以下のような点に配慮が求められます:
- 子どもの認知レベルに応じた言葉・テンポ
- 視覚的支援(絵カード・写真など)の活用
- 手順を簡潔に伝える工夫
- 「できた」「わかった」を感じられる成功体験の設定
例えば、時計の読み方を教えるときでも「長い針と短い針の色を分ける」「1時間ごとのカードを使う」などの支援が効果的です。
📝 よくあるテーマ例
模擬授業のテーマは自治体によって異なりますが、特別支援では次のようなものがよくあります:
- 時計の読み方(〇時・〇時半)
- 買い物の学習(100円以内で買う)
- 数の学習(10までの数・たし算)
- 生活単元(朝の支度・手洗い)
特別支援学校の授業では、教科の学びと生活とのつながりが重要視されることも覚えておきましょう。
📐 準備で押さえる3ステップ
模擬授業の準備は、次の3つのステップで進めると整理しやすいです。
- ① 子どもの設定を確認
→「知的障害・中学部・10人程度」など、設定されている条件を見落とさない - ② ねらいを明確に
→「〇〇を理解する」「〇〇の方法を知る」など、授業のゴールを明確に - ③ 手立てを考える
→絵カード、実物、役割演技など、「どう教えるか」を具体化
板書も文字ばかりではなく、イラスト・色・大きさの工夫で視認性を高めましょう。板書は必ずしも必須ではありません。対象とする児童生徒の実態を考えて組み立てましょう。
🎤 当日の心構え
模擬授業の本番では緊張しますが、以下のような姿勢が大切です:
- 子ども役の試験官に自然な声かけをする
- 想定外の反応にも柔軟に対応
- 明るく、はっきり、ゆっくりと話す
例:「先生と一緒にやってみようね」「できた!すごいね!」など、子どもを認める声かけも意識しましょう。
📣 最後に
模擬授業は「うまく話せたか」よりも、「子どもにとってわかりやすいか・楽しいか」が問われる場です。
自分の言葉で、個性の異なる子ども一人ひとりに寄り添う気持ちを大切にして臨んでくださいね。
次回は、「特別支援学校の面接でよくある質問と答え方のポイント」をご紹介します🐰