特別支援学校の教員になるには?免許・試験制度の仕組みを解説
こんにちは、うさぎです🐰
今回は、特別支援学校の教員になるために必要な資格や試験制度について、わかりやすく解説します。
🎓 どんな免許が必要なの?
特別支援学校で教えるには、「特別支援学校教諭免許状」が必要です。
これは「視覚」「聴覚」「知的」「肢体不自由」「病弱」の5領域のいずれかに対応しており、大学で所定の単位を修得すると取得できます。
ただし、この免許だけでは教員採用試験を受けることはできません!
🧑🏫 実は、教科免許も必要!
特別支援学校の教員を目指すには、次の2つの免許が必要です:
- ① 教科免許(小学校・中学校・高等学校など)
- ② 特別支援学校教諭免許
たとえば、知的障害特別支援学校で小学生を教えたい場合は、
- 小学校教諭免許(一種または二種)
- 特別支援学校教諭免許(知的障害領域)
の両方を取得する必要があります。
📚 教員採用試験はどうなっているの?
教員採用試験は各都道府県・政令市が独自に実施しています。
特別支援学校教員として採用されるには、以下のような試験が課されます:
- 筆記試験(教育原理・心理・特別支援教育など)
- 論作文(教育に関する自分の考え)
- 面接試験(個別/集団)
- 実技試験(模擬授業・場面対応など)
自治体によって出題傾向や倍率は異なるため、必ず希望する自治体の受験要項をチェックしましょう。
📝 受験資格についての注意点
教員採用試験を受けるには、
- 希望する自治体が指定する教科免許(小・中・高)
- 特別支援学校教諭免許
の両方を取得見込みまたは取得済であることが必要です。
教育系の学部であっても、どちらかしか取得できない場合があるので、早めに大学の教職課程を確認することが大切です。
💡 ダブル免許って大変?
教科免許+特別支援免許=ダブル免許
となるため、大学在学中に履修する科目数が多く、負担も大きくなります。
ですが、「小学校免許+特別支援免許」や「中高理科+特別支援免許」などの組み合わせで、通常学級と支援学級どちらにも対応できる教員としての力が身につきます。
将来の選択肢を広げるうえでも、ダブル免許は大きな強みになります。
👣 教員採用までのステップまとめ
- 大学で教員免許+特別支援学校教諭免許を取得
- 教育実習で特別支援学校または学級を経験
- 教員採用試験を受験(都道府県または政令市)
- 合格後、採用されて教員として勤務開始
※特別支援学校の教員としての採用枠は限られているため、小学校などの一般枠で合格し、後から特別支援に配属されるケースもあります。
📣 最後に
特別支援教育は、制度や免許の面で少し複雑ですが、早くから準備を始めれば大丈夫!
志を持つ皆さんにとって、この記事が少しでも道しるべになればうれしいです。
次回は、「志望動機の書き方」について詳しくお伝えします。お楽しみに🐰