時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ -12ページ目

時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/12月号の雑誌「スーパー写真塾」に女子プロレスに関する記事がありましたので引用します。

 

 

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女子プロレスの"息づかい"をいつまでも、傍で感じていたい '85年初秋
 

まず余談から始めてしまおう。
かつてドラゴン藤波という呼び名がまだ初々しかった頃、
彼の試合中における半勃起状態黒タイツの股間に目を奪われたものだ。

 

或は俯せになった猪木や藤波に乗しかかり、強引に手や足を絡めんとしていた長州の見事に張り出した巨大な臀部に舌なめずりしたり、或はまた、タイガーマスク(現スーパータイガーの方だよ)の柔軟性に満ちた筋肉でぷるるんと盛り上っているおっぱいにむしゃぶりつきたいと切望したりした。
 

全日プロには残念ながらそーゆー色気を感じさせてくれる選手はいない。彼らのリングにイマイチ観客が集中出来ないのもこの為だとゆー気がしないでもない。
 

さて、女子プロである。
女子プロレスにおける楽しみ方はある意味で男子プロレス以上に千差万別なのだ。
例えば"路線上の対立"というとんでもない観点で女子プロを見てみたとしよう。これはハッキリ言って"クラッシュ・ギャルズ格闘技路線の挫折"である。一時期、女子プロを越えた闘いをしていくと公言していた彼女たちが、
シュート・テクニックを幾つか覚え格闘シューズを履いたところで行き止まりになってしまったのだ。

 

これはあくまで女子プ口内女子プロを目指す会社側が、その軌勤修正として密かな指命を極悪軍団に与えていたとも考えられるのだ。長州力の様に所属団体を飛びだすことなど出来るはずもない。"新日本女子プロ"などのオポジションは存在せず、今のリングが唯一のリングだからだ。「やはり女子プロには女子プロ的な試合があると思います」と千種(或は飛鳥だったか)は言わざるを得ないではないか。そうしてクラッシュ・ギャルズは格闘シューズを捨てた。・・・と妄想はとめどなく広がるのである。
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これではあまりに話が陰気臭いってか。

そーか、それでは例えば"胸パット謎の消滅"とゆーのはどうだ。今ではそんなコトも無いみたいだけれど、TV中継が同じフジテレビ系列で7時から始まった頃は凄まじかった。何しろ登場する選手がバストアップになる度にビックリ仰天ハラホロヒレハレだったのだ。その立派な肩幅の下方に位置する2つの小高い丘の頂上にはクッキリと、明らかに乳首以外にはあり得ない突器物が水着越しにあらわになっていたのだから。

何故か内情に詳しい奴の話によれば、それはけな気な選手たちの女子プロ人気を盛りあげん為の、もう一つには自分がTVに登場せんが為の、あえて"水着胸パットはずし努力"だったそうなのだ。そんな選手たちを僕はかーいいと思います。

ところで僕が本当に書きたいのは、こーゆ楽しみ方ではない。そりゃ確かに立野記代の苦し気なエクスタシー顔やデビル雅美お姉サマの相手を痛めつける時のサディスティック女王にも似た不敵な笑顔にもゾクゾクとはする。人によっては(あくまで他人で僕自身では決してないと強く否定しておくが)あのダンプ松本のお尻で一度でいいから、顔を踏んづけて欲しいと日夜熱望してもいるだろう。しかしそれでは刹那的快楽にこそなりはするだろうが、"これが人生なんだ、オレも(私ももっと強く生きていかなきゃ"的感動には程遠い。


ここからが本当の本論である。
僕が女子プロで一番好きだったのは(過去形なのが悲しいが)膝の故障で引退してしまったタランチュラこそ伊藤浩江選手であった。デビル雅美の片腕として反則バリバリでならしていた頃からその目一杯のファイトは抜群の運動神経と思い切りの良さが相まってヒールながら実に爽快な試合振りで僕を魅き付けた。
"膝が脱ける"ことが持病と化して来た頃から試合は悲愴感を帯びてきた。このまま試合を続けて行けば、一生片足を引き摺ることになるであろうことはもはや誰の目にもはっきりしていた。彼女は毎日泣きながら(と僕には思えた)、それでもギリギリまでガン張ってファイトしていた。たまたま友人の誘いで後楽園ホールへ女子プロ観戦に行った日が彼女の突然の引退発表日だったというのは幸運と言うべきか僕は涙線の緩さを自分に罵りながらそれでも友人たちの手前、下瞼からあふれさすことだけは食い止めることが出来たと記憶している。


伊藤選手は、そして他の女子プロ選手たちは、青春の第1章を普通の女のコに比べると、とてつもないスピードで駆けてしまう。まった無しの真剣勝負だ。一度降りてしまえばもはや別の道を新たに駆けだすしかない。
 

伸び悩んでいた中野恵子ことブル中野選手を見よ!極悪軍団入り→金髪染め→半分り落として頭に"御意見無用”のネーム入れと、こちらのチンケな想像など遙かに上回るイマジネーションで駆けているではないか。最後になってしまったが帝王ジャガー横田の孤高振りも半パじゃないぜ。どこまでもどこまでもひたすら勝ち続けていく精神力は並みじゃないもんね。
女子プロにおける"色気"というものはそーゆーギリギリのファイトをしながら駆け抜けて行く合い間に漏れる"息づかい"ではないかと考えている僕は変でしょーか?

 

そして、そのわずかの息づかいを聞き逃がさぬ様、こちらも必死で、真剣にリング上を見つめ続けることが最大の楽しみだと言ったらおかしーでしょーか?
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なんといっていいのやら。

いわゆる当時のエロ雑誌なので視点がものすごい感じです。

 

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