1985/9 デラプロ ダンプ「大森よ、極悪同盟に来い!」 | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/9月号のデラックスプロレスに極悪同盟が特集されていたので引用します。

 

 

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ダンプ松本、衝撃のラブコール「大森よ・・極悪同盟に来い!」


デラプロ読者の皆さんなら、3月号の「ナイスギャル・エッセイ」で、大森ゆかりが「私、強いヒールにな りたい!」と発言したことを記憶されていることだろう。
 

「悪いヒールではなくて、強いヒール・・・」

 

大森は自分の目指したいスタイル をこう表現していたが、誰もこの時、大森が本気で悪役になりたがっているとは思わなかった。
 

しかし、そんな大森の気持ちを知ってか知らずか・・・・・・最近、ダンプがこんなことを側近にもらしたと言う。 「大森を、極悪同盟に加えたい・・・。 ジャパン・グランプリのリーグでは誰も私にはかなわなかったから、私よりも強い奴はいなかったことにな る。でも、一番手ごたえがあった奴 を言えと言われたら・・・、やはり大森だろうな」


ダンプはそう言うと、ふと考え込 むような顔つきになったという。 「大森との試合で、私は腕にフォー クを刺された。でも、それは試合の流れで出てきたこと。そんなことを 言ってるんじゃない・・・。
私が言いたいのは、大森の持って いる潜在的な強さのことなんだ」
ダンプの話は続く。


「いいか。あいつは、あの飛鳥と闘ったって、一歩も引けをとらない実 力を持っている。なのに、大森はその力を、まだまだ全部出していない。眠っている力は、半分近くあるはず なんだ」
 

ダンプと大森は、入門が同じ昭和 55年で、新人の頃はよく一緒に練習 もしていたので、大森のことは良く 知っている。
大森はまわりに気を使いすぎる。 例えば先輩とタッグを組んだりした ら、絶対に一歩下がってしまうのが大森の性格である。だから、今度のタッグリーグ戦でも、横田とのコンビなら、大森はあくまでもパートナー。 それ以上の気持ちを、大森は持てない。

 

「これじゃあ、大森火山はまた噴火しないよ。だから私はあいつに言いたい。大森ゆかりよ、私と一緒に、 極悪で闘え・・・と! そうすれば、あ いつの個性は絶対に磨かれ、光輝く。 そう思わないか?」
ダンプの大森へのラブコールはどうやら真剣なようだ。
 

また、「闘っている私が言うんだ。 あいつの力は本物だよ」とも、ダンプもはや大森の極悪入りは、大森の意志次第となったようだ。
 

しかし......。 大森は「私、ダンプにはなれないし、なりたくない」と語っているし、第一、極悪メーキャップをした大森なんて、想像できない。 「ダンプの言うようにするべきよ」 というファンはいないとは思うが、 ダンプの言うことも、確かに一理あ る。 案外ダンプには先見の明があっ たりして...。
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この頃からダンプが大森を極悪同盟の一員にしようと画策をはじめます。

本当にダンプが大森を極悪に入れたい気持ちがあったのかは分かりませんが、体型的には大森は太目なので極悪同盟にピッタリです。体型の話でいけば、引退したクレーンが一番ピッタリだったわけですが、クレーンのやる気のなさにダンプは辟易していたようです。

大森はクラッシュ旋風に突入後、急に存在感がなくなったこともあり、ヒールとしても花を咲かせる道をダンプが作っていたかもしれません。話題にもなりますしね。

 

また大森はレスリングスタイルが力任せなので、似ていたというところもあると思います。

またダンプにとって一番嫌でやりにくい相手が大森だったので、いっそのこと同じヒールチームに入れてしまおうと考えたかもしれません。

 

大森の極悪入りはダンプにとってマイナスな面はなく、話題、実力、パートナーとして十分にプラスの要素が大きいと思われます。ただし、大森が極悪に入ってしまうと、No.2だったブルが困りそうですが、極悪内の序列が微妙になる・・それくらいな心配があるくらいではないでしょうかね。

 

ぜひ大森の極悪入りをかけた金網デスマッチをやってもらいたかったですね。