1984/11/30 雑誌「週刊TVガイド」極悪同盟とクラッシュの悪口合戦 | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1984/11/30の週刊TVガイドの女子プロ特集です。

この頃はクラッシュギャルズvs極悪がメインになってきている頃です。

 

 

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「このやろーツ、やったなァ!」
「ウォーツ、殺せェ!」
茨城県日立市池ノ川中央体 育館の特設リング。カラフルな 水着に身を包んだ女子プロレスラーたちの、腹の底からふりしぼるようなうめき声が響く。続 いて"ドッシーン" "バッターン" 床に叩きつけられる音・・ハンパじゃない肉弾戦(!?)にゴクリ とつばを飲み込む。いやはや、ナマで見る女子プロレスは、聞きしに勝る華麗で超過激な真剣勝負だったのだ。
新人を中心とした前半3試合が終わったところで、今最高人気のクラッシュギャルズ登場。 ブルーのサテンのコスチュームのライオネス飛鳥と、赤のサテ ンの長与千種。 空手殺法の振りをつけて「炎の聖書」を歌えば、 七色の紙テープが乱舞し「ア・ ス・カーッ」「チ・グ・サーッ」の"クラッシュ"コールが渦巻く。

 

会場係がくもの巣のようにリ ングにかかった紙テープを取り除いたところで、勇ましい「ジャガーのテーマ」がかかり、世界チャンピオンジャガー横田登場。 「ジャガー、ジャーマンスープレックス、頼むぞ〜」 小学生の男のコが熱烈なコール。対戦相手は女子プロレス界の"聖子ちゃん"と言われている立野記代。ハラリとブラウスを脱ぎ捨てれば、ピンクとグリーンのぶりっ子水着。30分1本勝負は、記代のスピーディーな動きに、ジャガー押されぎみでスタート。 ジャガーの頬が体がピンクに染まっていく。 "ジャガー" "ジャ ガー"のコールで猛然と反撃に出たジャガー。 得意の卍固めで記代を痛めつけていく。
 

さて、にわかに場内が騒然としてきた。 悪名高い"極悪同盟" ダンプ松本とクレーン・ユウの コンビがどくろの旗を振り回しながら、やってきたのだ。手下は中野恵子。今夜のレフェリーが極悪の味方、阿部四郎と聞いて、リングにはみかんや大福もちが投げこまれ"帰れ"コールが渦巻く。6人タッグの対戦相手は、デビル雅美、ジャンボ堀、小倉由美の3人組。さっそくダンプが小倉由美を集中攻撃。チェーン、バケツ、次々に凶器を出すが、 阿部は知らんぷりでカウントせず。場内から「阿部四郎! キッタネーゾォー」のコールが。 ますます図に乗った極悪たちは、 デビル、ジャンボ堀の頭にもバケツヲガンガンとぶつけて、大ハシャギ。場内乱闘でデビルが怒りの回しげりをクレーンにお見舞いするまで騒ぎが収まらない。

 

「女性ならではの華麗な動き、スピード感! そして若さ。女子プ ロレスの魅力って、一度とりつかれたら離れられないですね」 と、リングサイドの志生野温夫アナも女子プロレス狂を自認。
おーっと! いよいよ今夜のメ ーン・イベント、クラッシュギャルズ対ダイナマイトギャルズの60分3本勝負が始まった。 クラッシュのコスチュームは、飛鳥が"風林火山"の鉢巻きを締め青の水着。千種がストライプ入りの赤い水着。千種と大森ゆかりの力較べで始まった1本目は 飛鳥と山崎五紀のロープ上の対戦へ。2本目、3本目・・・。どちらも一歩もひかず。 この追熱の 攻防戦にケリをつけたのは、飛鳥のジャイアントスイング。五紀をフォールして2対1でクラ ッシュの勝ち!
「ボーイッシュな飛鳥が好き」 (中2・女子)、「千種のあどけない顔がイイ」(19歳・女子大生)と 応援合戦もクラッシュの勝ち!

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クラッシュvs極悪の紙面での悪口合戦が笑えます。

 

 

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クラッシュギャルズvs極悪同盟

クラッシュ「ブンタッタ足の"極悪"なんかに革命戦士は負けない」

 

千種 ハサミに チェーンにバケツ。極悪同盟の限度を超えた反則には、アッタ マくるよなァ!
飛鳥 だいたい極悪は技ったっ て、2人で200キロの"体重攻撃"しかないじゃん。で、技につまると すぐ凶器を出す。いい加減にしろョ。こっちは弱点だって知ってるもんねぇ~(2人声を合せ) 

千種・飛鳥 せえのオー、極悪 の弱点は足だぁ~!!!
千種 そうそう。 デブっつうの は足腰が弱い。ダンプなんか、反則したって、こっちが膝に蹴りを一発お見舞いすりゃイチコロよ。豚の足と同じ、すぐヨロヨロするブンタッタ足だもん。 

飛鳥 やなのはさ、お客に死ねっ! 豚!って言われても平気でいられるあの神経!
千種 ヤジにメゲるどころか、 栄養にしちゃってるもんね 

飛鳥 みんなでカラオケやってても悪ノリだもんね。移動バスの中で二人が歌う「夢芝居」・・・。調子っぱずれでさぁ。ギャハハ笑いされても、本人たちは歌に 酔ってるからあきれるよ
千種 歌うヒマがあるなら、そのデブ体重を少しでも減らしてシェイプアップなさったらぁ?

飛鳥 といっても、あれじゃあ足は30センチも上がんないよ
千種 とにかくサ、私たちが本気で空手技をかけたら死ぬよ。次の試合で極悪が凶器で脅すなら、こっちは空手殺法を顔にパカーンとキメてやるぜ! 

飛鳥 この前、 千種の髪を切ったお返しに極悪の顔をカッパハゲにしてやるから、覚悟しな!

極悪同盟「上等じゃねぇか!! ヘラヘラ歌を歌えるのも今のうちだぜ!」

ダンプ 「炎の聖書」で歌手デビューだって!? へん、プロレスラ ーがヘラヘラ歌なんか歌って、 内職するんじゃねぇ!
クレーン ミーハー中高生のフ アンに、キャーコラキャーコラ言われていい気なってるうちに目黒の権之助坂 (事務所近くの商店街で、クラッシュの縄張りとか)を乗っとろうぜ! 

ダンプ おう!
クレーン だいたいだな、プロレスは孤独な稼業に決まっ てんだよ。ファンなんかと手組もうってのが甘いんだ。 

ダンプ そうとも! ガンバレって言われるより、死ね! 豚!ってヤジられるほうが、やったろうじゃねぇか! って気になるんだョ 

クレーン 東京じゃビール瓶、 みかん、たこ焼。関西じゃ生卵子をぶつけられるけど、うれしいねぇ! 投げられた物は、みんな凶器にしてやるんだ
ダンプ 極悪の弱点は足だって? てめぇらこそ、うちらの体重に負けて、すぐ足の関節をはずすくせに。 何が革命の戦士だ、この軟弱モン! 

クレーン そうだよォ。 クラッシュの技なんてカッコだけョ。長州力のまねっこじゃんか。 クヤしかったら、オリジナル技で勝負してごらんとワテラは言いたい!
ダンプ 次の試合は、クラッシュファンから贈られたカミソリで、あいつらを丸刈りギャルズ にしてやる。 血を流すぐらいじゃすまないからな!

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この頃にはもうカミソリが送られているようですね。

まだ極悪専用のバスではなく、レッドフェニックス号で一緒に移動していたようです。

バスではカラオケで梅沢富美男の「夢芝居」をダンプとユウが歌っていたんですかね。本当なのかなぁ(^^;

 

 

ダンプはちゃんと顔芸してるな。

さすが、きちんと取材の要望に応えているようです(^^;

 

 

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阿部四郎

人気がどんどん伸びるクラッシュを見てるとムカッとくる。俺は悪役だけど気持ちが優しい極悪が好き。エッ!? 買収されたて? 冗談じゃない。俺は極悪がかわいいから、反則しても大目に見てるの。時々クラッシュにカウントの取り方が遅いって文句言われるけど、ありゃ被害妄想。俺だって人間だから差がもあるんだよ。それにカウントの長さはレフリーが決めるんだ。選手がガタガタ言うな。試合展開はレフリーのキメひとつなんだぞ!

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確かに阿部四郎のレフェリング一つで試合は面白い物にもつまらない物にもなりますからね。阿部四郎は真っ当なことを話しているような気がしてきました(^^;