音質にこだわっていくと、スピーカーは
マルチアンプ駆動方式に行き着くのでしょうか。
ここから、少し思い出ばなしに付き合ってください。
今から10数年前の話ですが、知人の紹介で
良い音を出すオーディオを持ってる友人がいるから、
これから聴きに行ったらと言われ、わざわざ
友人と言われた人(Kさん)にクルマで迎えに来てもらいました。
埼玉県深谷市の、なんかあまり庭の手入れがされていない
大きな平屋の一軒家(元・開業医の家)に着き、
ここはウチの会社のショールーム・試聴室ですと
中へ通されました。
色んなオーディオ関係の品が転がっているところの
横を通って試聴室へ。
私は色んな音楽喫茶へ行き高額なオーディオを聴きましたが、
それらに比べて自分のオーディオが、音質で劣っていると
思ったことは一度もありませんでした。
しかし、ここの試聴室で聴いたCDには打ちのめされました。
自分のより2〜3クラスは上の音です。
マルチアンプ駆動でした。
CDの音が、レコードから最高の音を引き出した時と
同等のように聴こえます。
これはブラインドテストで聴いたら、
どちらか分からないと思いました。
聴かせてくれた人は、親の代からつづくオーディオ用トランスを
製造する会社のトップとのこと。
良い音ですねと言うと、良いと思われないと
ウチの製品が売れませんからと返されました。
ここで初めて、StereoSoundで販売されている
高額な2曲入りCDを聴き、
そんなのが有ったのかと仰天しました。(笑)
このCDには石川さゆりが入っていて、この装置で目の前で
歌われているような臨場感たっぷりの再生音を聴いたら、
皆んな石川さゆりのファンになってしまうと、
その時思いました。
他にも色んなCDを聴かせてもらいましたが、
Kさんはその都度CDの静電気を取りはぶいていましたね。
お客さんに弦楽四重奏曲の好きな人がいて、
楽器がストラディバリウスかガルネリか、
即座に分かる音質の部品を作ってねと言われるそうです。
あと、大きな真空管を見せてくれて(全長が20cmくらい)、
京都の会社でつくられたオーディオ用のものと
言ってた気がします。
それも採算がとれるのかと、驚きました。
以上です。

