前回は→その②

 

【赤石山脈周辺:縄文中期文明が花開いた場所】

前回までにお話した甲斐駒ヶ岳の事ですが、やはり冬至ライン①にあたります。

 深く知らなければ山の上に天を向く剣が有るだけで話が終わりになりますが。

しかし、登ると分かる事があります(私はここを登っていませんが、今どきはヤマップとヤマレコが有るのでどういう様子になっているかは分かります)

登山者の視野から見ると様々な事がよくわかるのです。

例えばこれ・・・・『あれっ?剣が上に向いている場所って・・・』

盤座!て思いません?山の頂上に剣が有るとよく見かける写真からは見えていたのですが

※以下の写真はヤマレコ様。他のは全てヤマップ様より引用

間近に寄ると岩の上に乗っています!

縄文土器も見つかっている頂上の光景

正に縄文の祭祀場ですね!

これが山の出っ張りとかではない証拠に鳥帽子岩!そう岩なんですよ!

頂上からの視点:これもそうだなって感じる岩

 

富士山の方向はてあれっ?て思うものがありました。

何より奥の方に富士山が見えるのが何より尊い!

私達がつい富士山を仰ぎ見てしまうのは、その美しい山様もあるのでしょうが、自分達の文明が始まった場所でもあるのでDNAのレベルで本能的に【故郷】を感じるのではないか?と個人的には思っています。富士山を見るだけでジ~ンとするという御意見も多く聞きます。

この赤石山脈の周辺というのは数多くの縄文遺跡が見つかっており時期的には

『縄文中期』に当たります。

つまり、縄文初期に花開いた日本の文化でしたが、富士山からの噴出物や火山灰の影響などもあったのでしょう、間近に住めなくなった状況から、長野県方向に人流れが見られているのです。

地質を調べてみると、黒曜石がたくさん撮れる山がありますので、駒ケ岳から見えるアサヨ蜂。そう言った事も黒曜石を重んじた文化なので、関係あるのかもしれませんね。

 

一旦区切りが良いのでこちらで文章を切ります。

 

次回は『隠された冬至の場所』です