前回は→その②

 

※ヤエガキについて追加しました。大切な部分ですのでお手数ですが今一度見て下さると幸いです。

 サンカは彼ら独自の言葉を使い、文字も独特との事。そんな大切な言葉や文学であれば当然そういう記録も全てちゃんと残していると思いませんか?

 

※真偽は明らかでは有りませんが(裏付ける資料がない為)以下の様な意見をネット上で見つけました。

①自分が子供の頃、確か旺文社の受験雑誌に三角氏のサンカの詳しい特集記事が有って興味深った。早速翌月号にあの記事は事実ではないと訂正されていて、なんだ?という感じだったが、今思うとその筋の圧力が有ったんだろうなと思う。

②神代文字を使い、大和族に追い出されたのならサンカの人達こそ本来の日本人ではないか?

~以上~

 

①番については他の本でも彼の作られた写真への批判。サンカの人自体がインチキな部分が有ると言っている記録がいくつもあるようだし、信憑性がない内容だと私も思いました。前回でもショーアップされたものだとはっきり記録されていました。しかし何故それを目立つような表彰された人という形にしたのか?それが今のミスリード本(スピ本)と同じ仕組みだと私は感じます。

つまり自分達が一番刷り込みたいのは【サンカ何て民族はいなかったんだ】という事なのだけど、最初にサンカと言う存在を目立たせて第一人者の研究者のごとく扱えばそれが一番優れた文献だと人は勘違いします。表彰されるようなレベルの物だと思えばなおさらそう思います。それから梯子外しすれば・・・・・・なんだぁ。一番詳しい先生が調べた結果存在しないと言っているんだから有る訳がないんだ。と皆が洗脳されるわけです。

ミスリードの目標って、謎に答えを出さない袋小路システムですから。例えば瀬織津姫はどこ?って文章を書き始めるのに答えを教えるように書いていないのと同じです。

神代文字を使っていたという情報は沢山あります。写真が有る時代にまだサンカが居たのにそういう写真があまりないというところに疑惑を感じます。私の持っている本にも多少掲載されていますが、確かに古代のそういう文字に似ているとは思います。

~以上~

 

民俗学者がサンカの事を深く追及するとポアされる噂とか「その筋の圧力」という上のネット上の意見てどうして出てくるか?皆様も考えて頂きたいのです。そうですサンカの人の情報を他の方が調べて資料にしている物には、稲作をすることを選ばなかった人達。大和朝廷とは合流したくなかった人達と出ています。だから彼らの文字が古代から伝わっているなら竹内文献の作者が引き継いだ「ミズラホ伝え」の中に有るような文字を継承してるはずです。あの日月神示の前振りになった文字の事です。つまり彼らって縄文文字を自分達の宗教の物としていますが、本来は元々縄文文字だという事になるんです。

 

その筋の圧力と言う内容から思い当たる節は、忍者の伝説が有ります。私の持っている本などにも飛び道具を軽く投げて鳥を仕留める話や手裏剣が家に有り普通に使いこなしている話などが出ていましたが、彼らの一族の一つの流派が忍者になっているという話があるようです。蓑作りのグループも有ったのだと思いますが。忍者・諜報部集団です。服部半蔵の出自と言われていて、シノガラという団体名で作り上げた様子です。シノガラと八咫烏は天敵同士で有ったらしく都市伝説レベルの伝説化も知れませんが戦後は八咫烏がGHQと組んでたので(ここまでは事実か)シノガラは追いやられたという話らしいけど、シノガラは完璧に絶滅はさせられている訳でもないから数はとても少なくなったもののこっそり身を潜めているんじゃないかと言われているという話の流れです。

 

成程!とは思います。なぜならスピ本は天皇周りの地下家から発行されていますからシノガラとか滅茶苦茶邪魔ですよね。サンカの人達もとても邪魔に思っていたでしょう。特に天皇の家来の八咫烏と対立していたんであれば同じ諜報組織だし縄文時代の生き残りVS後から来て制覇した大和王権な訳だから目の上のたんこぶだろうからそりゃあ仲が悪かったんだろうなと誰が考えても思いますよね。

 

八咫烏が居ないとされているのは、例えば御祭神をロンダリンした責任を追及されても八咫烏に責任を擦り付ける=八咫烏の存在を証明できないから責任の所在が曖昧になる

というメリットが有るからでしょう。まあ政治家でも昔自分がそうだと明言してた人が居る通り八咫烏は居ますけどW最近はまた居るって明言したくないモードに入ったというだけでしょう。

都市伝説みたいに面白くなってきたところで話を戻します。サンカの言葉についてですが、サンカの言葉が何だか分からないという事自体がそもそも嘘で有ると私は思います。何故ならとあることを当てはめると私でも意味が分かるからです。

 

【サンカの言葉が理解不能といううのも嘘だと思います】

そんな例をいくつか挙げて行きます。

●セブリ:サンカが山や河原で貼るテントの事

※こちらの写真引用は「サンカの社會 三角寛 朝日新聞社 昭和40年発行」三角氏によるもの


以下の資料をご覧下さい。

背振山(セブリヤマ)  「高く、広い山」の意。 福岡県と佐賀県の県境を延々と連なる標高1055Mの背振山の名前の由来については飛竜が背を振ったとか、弁財天の竜間が背を振ったとか色々の説があり、 中には、周辺に「白木」のつく地名が多いことから、朝鮮の「新羅」を類想し「ソウル」が転訛したものだという説まである。しかし、アイヌ語のセブリ(高い、広い)が有力。

~以上~

 

山の様な形のテントであるセブリ。高く柱を立てて・・・・と考えると辻褄が合います。

 

そして決定打はこちら!

 

【アノさんへの信仰】

サンカの人は朝起きるとセブリを出て太陽を拝みます。そして朝を迎えられた喜びを感謝。そして一日の無事を祈るのです。

サンカの人は太陽を「アノさん」と呼んでいました。

神代文字ヲシテ文字を調べると・・・・

もう分かりました?そう私が散々言って来たアの意味は「まるちょん」つまり太陽です。そしてノの文字をご覧になってください。

□は大地の意味が有ります。だから心御柱の儀式でも四隅に柱を立てるのです。そして十字架の印は神と言う意味。ペトログラフなどの研究からもそうなっています。

 

つまり・・・・・アノさんとは・・・

 

太陽と大地の神と読めば意味が通る訳です。縄文のアミュニズムをそのままに体現しているのではないでしょうか?

 

【ヤエガキとは?】

そして忘れてはならないのが、ヤエガキと言う言葉です。この言葉はサンカの人達の決まり事。掟を差す言葉です。しかしこの言葉って日本最古の歌に歌われています。

 

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を

そうヤエガキ(八重垣)という言葉が出てきます。この和歌は

スサノオが妻への気持ちをう歌ったものです。八重垣作る→結婚を表す言葉でもあります。

多くの雲が幾重にも湧き立つ出雲の様に幾重にも取り巻いている雲の様に可愛い妻を籠らせるために家の周りに何重もの垣根を作るよ。その八重の垣根を。

~以上~

 

何か妻を閉じ込めるって(-_-;)まぁそれほど大切しまっておきたい姫だという事なのでしょう。この古代の言葉ヤエガキのままの意味なら、サンカの掟と言うのは強固に囲われた絶対的な物であり。大切な守らなければならないものだという意味になります。実際にサンカの掟はとても厳しいものだったらしいのでその意味でも比定できるのはないでしょうか?

話は少しそれますがそのサンカの掟の内容を読むと「里の者の物を盗まない」と有ります。だからこそサンカを山賊だとした意見に私は違和感を覚えます。そうはいっても本当にそういう人が居たのかもしれませんが、子供って大体において【親がこれだけはやるな】と言われたことを覚えているもんですからね。でもそんな違和感に答える情報をこれから先に書いて行きますので心配になった方はご安心ください。彼らはきっと悪者ではないと私は確信しています。

 

次回は彼らの「病気しないシステムとは何か?」を御紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

続きは→その