2018年3月21日に記述した記事を再構成し見やすく分かりやすくしました。

 

この配置をご覧になってくて下さいね。オレンジ色の矢印が富士山の方角です。

そして神山は駒ケ岳というロープウェイで登った山から現代では遥拝できます。

つまり御神体が、祠ではなく山だという事が良くわかると思います。

この事を現代の人は何れ位自覚して上まで上がっているでしょうか?

 

知識の有る方は今回は対象外でして、一般的に楽しく観光旅行に来た人々とお考え下さい。

そのような感覚できた場合、寧ろ神山が~とか考えるというより、ロープウェイから見える富士山の方が見た目的にもインパクトがないでしょうか?

 

ここが本来は、誰も指摘しない事ですが。

祠に意識を向け本来の御神体を人が仰がないという風になってしまっていると思います。

しかし、この山の成分?が芦ノ湖を構成している事が実に大きな意味を持っていると私は考えています。根拠は?当然示していきます。

神山はこの地域で一番高く、そして噴火しました。

つまり、九頭竜神社がご神体にしている木は、神山から流れた縄文の木の化石です。

 

前回書いた「神山とはどんな山」という資料①です。

だから封印したい訳です。

 

 

封印?人聞きの悪いと批判する人が居たら以下の記事を見てください。

【芦ノ湖の五名木は実は5つ有る】

①「目代木」(けけら木)は湖に浮かんできたので箱根神社にオブジェとして飾ってあるのですが。他にも有名な四つの古木はいまだに湖の中に眠ったままなのです。

【その4っつの古木とは】

②錫杖木

③故杉

④影向杉

⑤栴檀伽羅木:萬巻上人が九頭龍を調伏して繋いだ

~以上~

 

①はダミー②~④は今回の話の中では除外されるとして、

⑤栴檀伽羅木:萬巻上人が九頭龍を調伏して繋いだ

を注目してみて下さい。

繋いだと自ら言っています。

つまり、けけら木の様に湖面から出てきてその存在を民衆に認識されては困るからです。

箱根神社の由来を前回の記事にも書きました。

 

何より箱根神社を作ったのは誰か?

天平宝字元年(757年)、万巻は箱根神社を建立した、伝承によると、人々を苦しめていた芦ノ湖の九頭龍を調伏し、現在の九頭龍神社本宮を建立して、九頭龍を守護神として祀ったとされる。

~以上~

 

そうです九頭竜の自由を奪い、まさに封印する為に建てた神社と言えましょう。これは普通に書いてある事なので、私個人の考えや批判する気持ちからやっている訳ではないのであらかじめ示しておきます。※したがってその趣旨の暴言コメントなどは認めないのでそのおつもりで。

 

しかし万巻は何故アマテラスのお供の九頭竜(水龍)を封印しなければならなかったのか?

その背景に迫りたいと思います。