【お釈迦様手作りの数珠】

 こんな大切な事が忘れらていると思います。

お釈迦様の言葉に「もし、煩悩・業苦を滅し去ろうと欲するなら、リタの実、百八個を貫き通して輪を作り、それを常に持って行住坐臥に渡って一心に佛法僧三宝の名を唱えてリタの実を一つ繰り、また唱えて実を一つ繰るということを繰り返しなさいそのようにするならば、煩悩・業苦が消滅し功徳が得られるであろう」と。
お釈迦様は手ずからリタ108個を繋いだ数珠をお作りになり 薬師如来・大日如来や十大弟子に配ったそうです。

~以上~

 

108って・・・・どこかで・・・・

そうです人間の煩悩の数ですよ!私は年末に除夜の鐘の謂れで扱いました。

実際の記事は→こちら

 

人間の煩悩の数は108個有るという風に仏教では言われています。

えぇ( ̄◇ ̄;)108個も・・・・・

という訳で教はその108個の煩悩の内容とは何か?書いていきますね

【108個の煩悩の謎解き】

その煩悩の内容だが、まず人間の感覚は6つある。すなわち眼・耳・鼻・舌・身・意。これがそのまま6つの煩悩になる。

さらにその6つの煩悩にそれぞれ「好き」「普通」「嫌い」の三つの状態がある。

6×3=18

で、この18の煩悩にさらに「浄」と「不浄」という状態が加わる。

18×2=36

さらに36の煩悩に「過去」「現在」「未来」の三つの状態がある

36×3=108

これで煩悩108個、ということらしい。

因みにこの6×3×2×3=108煩悩ってのは俗説らしい。

 

そもそも「108」という数には「とても多い」という意味があり、108の煩悩というのはつまり、人はとっても沢山の煩悩をもってるんだよってことらしい。

煩悩の数や考え方も仏教の宗派によって様々らしいので、108個の煩悩ってのは正確には言えないそうです

まぁ、お釈迦様が言ったのは確かな様ですが、その内容分析は色々有るって事でしょうな

 

【実は日本にもリタは結構有ったのだ】

日本では古くから人家に植栽された。庭園樹で、特に寺院によく植えられる。自然の樹形が保てるような広い場所に植えるのが望ましい。わが国のものは中国から入って植栽され、それが野生化したものという風に言われています。

 そして寺では実際リタの実が数珠として使用されました。

そういった理由で実は寺院にはリタの木が多く植えられています・・・・

 

 というと・・・何だかわかった方もおられるかも・・・・実際読者様で拾ってブレスレットを作成していらっしゃる方がおられました・・・・

 

そうですインドのリタとは・・・・・・

ムクロジの事ですヽ(・∀・)ノリタの日本名がムクロジなんです。

だから当然上の様な理由もあったのでしょうね・・・・仏教の寺では当然ムクロジは有効利用されてきましたし、大切な存在だったでしょう。

 

しかし、なんと神社にも多く植わっているんです。その理由は

日本大百科全書』によると、『植物名実図考 長編』 (注:清朝末期・呉其濬著、初版1848年) の出典で、「昔、神巫がこの木で作った棒で鬼を殺したので、鬼を追い払い、患(ワザワ)いを無くすと伝えられたから」という伝説から大切にされているんです。

 

仏教・神道に携わる方々両方から大切にされるムクロジ・・・それだけでも素晴らしい植物でが、庶民の間でも色々な理由から愛されていました。

 

一番身近な例は【羽子板の羽の玉】です

ムクロジとは漢字で無患子と書くことから、「子が患わ無い」という願いが込められ、羽子板は厄を羽根返す、羽根のけるという事から縁起物として扱われていたようです。

そうなんです正月の羽根付きの羽のあの黒い丸い部分はムクロジです♡
羽根つきや羽子板は時代と共にいろいろな縁起かつぎが加えられ厄除けや無病息災の願いをこめられるようになったみたいですね。

 

日本でも江戸時代に石鹸として使用された様子が江戸時代にはムクの皮と呼ばれていました

落語『茶の湯』を見るとわかります。

 

次回は、食べられるムクロジの話をしたいと思います(^_-)-☆

しかもただ食べ物というだけではなく、かなり優れ物だという事をご紹介したいです。

当然味についてもレポします(@ ̄ρ ̄@)