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 尿療法の歴史は気の遠くなるほど古いのですが、西洋医学は、尿に対する偏見や、先入観を持ち、医学会では尿をさげすむ風潮を抱いていたりするために、尿療法の治療効果に関する本格的な研究はしていません。
     
しかし・・・・実際にはどうでしょうか?
しかし、反面、尿の成分の中には医薬品として有効なものが沢山含まれているために、それらの成分は薬に利用されたり、化粧品にも使われています。

【尿をさげずむくせに結局使用している事実】
 尿の成分の中には、医薬品として尿中から回収し利用している成分があるため、人の尿を集めたり、輸入したりして成分を尿から取り出し、医薬品として治療に使われているのです。

 

  実際には、どの様なものに使用しているの?

①ウロキナーゼ
 人の尿から抽出される糖タンパクで、血管の中にできる血栓の成分であるプラスミノーゲンをプラスミンに変え、血流を妨げる血栓を溶かします。心疾患の薬として使われ、とくに心筋梗塞などに投与されます。

②表皮増殖因子
 細胞の増殖を調節している一種のホルモンと考えられる増殖因子の一つで、生体内でつくられます。表皮増殖因子は傷ついた組織や細胞の増殖・再生にかかわっています。

③成長ホルモン
 哺乳類の脳下垂体の前葉から分泌され、尿中に含まれます。タンパク質の合成や軟骨の発育を促進する作用があり、脂肪を分解する作用も知られています。

④赤血球生成因子(エリスロポエチン)
 赤血球の生成を促進します。透析患者の腎性貧血に効果があり、薬に使われています。

⑤性腺刺激ホルモン
 月経周期を正常にしたり、精子の生産を促進します。

⑥カリクレイン
 末梢血管を拡張させて血圧を下げるカリジンを遊離させます。その他、傷や潰瘍を治す「アラントイン」、粘膜性潰癌の予防治療に効果がある「トリプシンインヒビター」、さらに抗ガン剤として「アンネチオブラストン」「H-11」「ベータ・インドール酢酸」「ジレクチン」「三-メチグリオキザール」など、尿には現在知られているだけでも、人体に有用なたくさんの分析不可能なほどの微量な成分が含まれているとされています。

~以上~

 

  つまり☝( ◠‿◠ )☝尿から作られる薬と同じような効果が、尿を飲む事によって得られるのは当然のことなのです。薬として精製した場合には、毒ですから当然副作用があります。

しかし、自分の体で自然に作られた場合は、副作用がなく、尿の体を治す成分は自分の体にピッタリな情報を持ち合わせたオーダーメイドの薬に等しいのです。

1695年に出版された「サーモンのイギリスの医者」と呼ばれる古い本の中の一部を紹介すると「人間の尿は主に医学と生化学に使われる。それは血清ないしは血液の水分である。それは腎臓動脈によって腎臓に通され、そこで分離される。

そして局部の酵素によって尿に変えられる。....物を溶かし、浄化し、消散させ、腐敗をくいとめる。

①内蔵にも良い

内服すれば肝臓、脾臓、胆嚢の障害に効き、また水腫、黄疸、婦人の生理不順、疫病やあらゆる種類の悪性の熱病に効く。」

②皮膚にも良い

●「体外に用いれば、皮膚を清潔にし、特に温かく新しい尿で皮膚を洗えば、皮膚を軟らかくする。たとえ毒を塗った武器で作られた傷でも、それを浄化し、治癒し、乾燥する。

※クラゲに刺された時に尿をかけると良いという伝説を思い出しました。

●皮膚病やふけ症を治し、脈の上に湿らせれば熱病の熱を冷ます。ふるえ、麻痺、ケイレンに対してもよく効く。そして、脾臓の部位を湿らせれば、それの痛みをやわらげる。」

 

③何とリューマチや憂うつ症などにも

「尿の揮発性の塩分の効能、それは強力に酸を吸収し、人体のほとんどの病気の根っこそのものを破壊する。それは腎臓や子宮などのすべての障害物を取り除き、血や体液全体を浄化し、悪液質、リューマチ、憂うつ症を治す。

④てんかんにも!偏頭痛にもetc!すごい!

そして、てんかん、目まい、卒中、けいれん、偏頭痛、麻痔、しびれ、動かなくなった手足、萎縮症、かすみ、妊娠中の発作、大ていの風邪、頭部、神経、関節、子宮の湿性の病気に称讃すべき成功を収めている。」

 

⑤尿障害にも
「それは腎臓と尿管の障害物を取り除き、それらの器官の酒石から成る凝固物を溶解し、石や結砂をくだき、排出する。それは排尿障害、尿閉、そしてどんなものであれ尿のあらゆる障害に対する特別の薬である。」

このような素晴らしい尿の驚嘆すべく効能が有ったからこそ「生命の水」と呼ぶに至ったものに対する古文献の讃辞として示されています。

 

  そして・・・・何と・・・・・・尿は・・・・・

とある最大の難関?な病気にも良いんです!さて次回はその病気と尿の相性を書きましょう!それは大変興味深い知識でしたヽ(*´∀`)ノ

 

 

続きは→その5