仮面ライダー響鬼 三十二之巻 「弾ける歌」 | 牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~

仮面ライダー響鬼 三十二之巻 「弾ける歌」


哀の調べ~風の盆の里より
童謡絵巻 第1巻 〔カワイ出版社〕

 童子と姫の戦隊風悪ヴァージョンが誕生。京介は明日夢を伝に響鬼に接近を試みるが今回は進展なし。そして小暮さん(=布施明)の登場! ライダーに変身できなくなるという新兵器、アームドセイバーとともに。


 豆腐オチなどは如何にも井上脚本らしいやり方だが、思わず笑ってしまう。新スタッフも前2話はちょっとギコチなさを感じたのだが、自分なりの”響鬼像”を作り始めているようだ。しかし、響鬼、アギトみたいに金色になっちゃうんだなぁ。


 今回は音楽ネタあり。歌といえばカラオケと思っている響鬼に、「お前に本当の歌っていうものを教えてやる!」と小暮さんが歓迎会でアカペラ絶唱した「月の砂漠」のコード進行を。キーはAマイナー。


 作詞:加藤まさを

 作曲:佐々木すぐる

【A】
(月)の沙漠 を、は るばる と、旅
|4/4 Am |E7 |Dm |E7|
の駱駝 が、行 きまし た。金
|Am |C |E7 |Am|

 基本はトニックマイナーⅠm(=Am)、サブドミナントマイナーⅣm(=Dm)、ドミナントⅤ7(=E7)の3コード進行と考えてよいが、7小節目、トニックマイナー代理の♭Ⅲ(=C)を使った方が色彩感があってよいだろう。

【B】

と銀と の、く ら置い て、二
|E7 |Am |Dm |E7|
つ並ん で、行 きまし た。
|Am |C |E7 |Am|


 「月の砂漠」は、1923(大正12)年発表。作詞家加藤まさをが千葉県御宿海岸で書いた詩とされている。 誰がこの曲にしようと決めたのかわからないが、今の「響鬼」を巡るスタッフ、ファンの蟠りを洗い流すような、布施氏の素晴らしい歌唱だった、と思う。ちょっとすっきりした。


■関連リンク:月の砂漠midi

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