エロジャケに気をつけろ【連載第8回】 | 牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~

エロジャケに気をつけろ【連載第8回】

ジャケにピクン! 音にピクン!

いよいよ夏突入ですね。

今週は都合により、早めの更新。Amazon在庫切れの場合、リクエストしてくださいm_m

廃盤を欲しい方は(自分も利用していますが、)GEMM などで探してみてください。


ハットフィールド&ザ・ノース(Hatfield & The North)/

The Rotters` Club
涼しげにくつろぐ女性。この blog にて、たびたび採り上げているロバート・ワイアット らの人脈はイギリス・カンタベリー・ロックと呼ばれています。これもその一枚。彼らの音の特徴は、繊細で柔軟なこと。ジャンル的にはジャズとロックの中間ですが、妙に詩的な優しいメロディが心に残ります。小山田圭吾とか、フリッパーズ・ギターとかが好きな人なら、多分気に入るのでは?

Flash

フラッシュ(Flash)/Flash
パンチラ画像。一応Amazonで扱っているようです(Flash/Flash )。プログッシヴ・ロック界の巨匠、イエスのオリジナル・ギタリスト、ピート・バンクスが結成したバンド。まあ、イエスの音楽性が好きな人なら一聴の価値はあるでしょう。アイズ・オブ・ブルー出身のレイ・ベネット(b)の演奏が光ります。ピート・バンクスはちょっと頭でっかちなギタリストなんですよね。。

Gonzalez

ゴンザレス(Gonzalez)/Watch Your Step

イギリスのファンクバンドです。優秀なセッションメンにより結成されました。ジェフ・ベック のバックを務めていたフィル・チェン(b)、リチャード・ベイリー(drs)なんかも参加していたようです。特徴的なのは在英アフリカ人、ジャマイカ人が多数参加していること。この人たちがいなければ、ジェフ・ベック『ブロウ・バイ・ブロウ』は多分成立しなかったと思います(20世紀の音楽は植民地政策の産物なのかもしれません)。音的には、70年代スティーヴィー・ワンダー近い、非常に滑らかなファンクを聞かせます。廃盤ですが、比較的入手しやすいので中古レコード屋で探す価値あり。1st + 2nd のカップリングはAmazonでも入手可↓
 Gonzalez/Our Only Weapon Is

Mary Kay Place

メアリー・ケイ・プレイス(Mary Kay Place)/Aimin' to Place

胸の谷間露なカウガール。現在OLさん達が着用しているベスト(事務服)の原型はカウガールの衣装です。ジーンズが労働着のように。プレイスは、アメリカのTV番組で人気のでた女優。70年代、リンダ・ロンシュタット路線を狙ってレコード・デビューした作品がこれです。企画ものと思えば、そこそこ楽しめます。カップリングで入手可能です。

 The Ahern Sessions: 1976-1977

Coast Road Drive

コーストロードドライヴ(Coast Road Drive)/Delicious and Refreshing

胸の谷間 with ナイトガウン。イギリスのパブ・ロック系のバンドで、泥臭いノリのロックを聴かせます。ニッキー・ホプキンス(p) や、僕の大好きなミック・ウィーヴァー(kbd)が参加しています。50年代ロケンロール黎明期を思わせるかなり好い出来なのですが、廃盤。メンバーのチャーリー・ハリスン(b) とスティーヴ・チャップマン(drs) は後にアメリカへわたり、ポコに参加します。

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