今年で33歳の独身男のわたし。

趣味は車と自転車、登山にキャンプ、国内外の旅行とアウトドアから映画鑑賞と読書、テレビゲームというインドアまで広く手を出している。

そして近々バイクも始めようと思っているところだ。

 

典型的な「独身を謳歌している男」だ。

他のブログにはすでに書いているが、仕事の収入が激減して日々の生活に支障が出ているぐらいで今のところすべてを楽しめてはいないが、それでも自分の好きなことを出来る範囲で楽しめている方だ。

 

そんなわたしだが、人から意外と驚かれる趣味がある。

わたしはディズニーが大好きだ。

正確にはディズニーランドや、シーという場所が好きなのだ。

 

コロナになる前は月に1回は家族とランドもしくはシーに行っていた。

 

当初年パスを持つぐらいにハマっていた母と妹の運転手として一緒に行ったのが、ハマるきっかけとなった。

 

千葉県浦安市の一角に広がる別世界。

よもやテーマパークというレベルを通り越して「王国」となっている。

 

テーマパークの域を超えている要因の大きな一つが、徹底的な作り込みだと思う。

一見しただけでは気づくことが難しいような細かな部分にも強いこだわりをもって作り込まれている部分が多くある。

この徹底的な作り込みが、パーク全体の重厚感というか奥深さを生んでいる。

そしてその徹底的なこだわりと作り込みにわたしは大いに魅了されている。

 

先日ひさしぶりにシーに行った際に目についた、驚きのこだわりを持って作り込まれた部分2箇所をここで紹介する。

 

 

その1「プロメテウス火山の柱状節理」

シーのランドマークの一つとなっているプロメテウス火山。

ここの作り込みについては地質学者も驚くほど、本物の火山を忠実に再現されていてTVや地質学の論文にも登場している。

 

以前TVでパホイホイ溶岩が再現されてることについてフィーチャーされていた。

「パホイホイ溶岩が見られるのはディズニーシーだけです!」とTVで言っていたが、実は東京都の伊豆大島にある三原山で見ることが出来る。

(ブログ伊豆大島に見るハワイ島 〜もやもやして島に逃げ込んだ話〜を参照 )

 

ほかにもう一つ、伊豆大島に行かなくても本州の東京近郊でも見られる溶岩がここでは再現されている。

〈プロメテウス火山のところてん(柱状節理)〉

 

「柱状節理」という、溶岩がところてんのようになる現象だ。

詳しい理由はわからないが、とにかくこうなるらしい。

 

プロメテウス火山の柱状節理を見たときに、つい2週間前にいった伊豆のドライブでこれと同じものを見た。

 

〈浄蓮の滝の右下に柱状節理が見える〉

 

天城越えでおなじみの浄蓮の滝にも柱状節理が見られる。

浄蓮の滝は固まった溶岩流の上から流れ落ちている滝なのだそうだ。

 

こう見ると、プロメテウス火山が、ただのテーマパークオブジェクトの域を超えた、本物ではないがなにか人工物を超えた自然の息吹を感じるのは私だけだろうか。

 

ちなみにプロメテウス火山の裏にある、海底2万マイルがある地底湖の成り立ちについても地質学的に理にかなっているそうだ。

 

 

その2「ケープコッドのスターバックさん」

 

レトロでかわいい建物とあまーいポップコーンの匂いがするケープコッド、ここはアメリカのマサチューセッツ州に実際に存在する「ケープコッド」と、その近くにあるナンタケット島とグロースターという町がモデルと言われている。

実在するケープコッドとナンタケット島は昔、捕鯨が盛んだった。

それを感じさせるように、パーク内のケープコッドにある「ケープコッド・クックオフ」の入り口付近の天井には捕鯨の絵が描かれている。

〈いつかこんな家を建てたい〉

 

ケープコッドのどこかにある郵便入れにはドナルドダックの名前が見られるが、もうひとり注目すべき名前がある。

「Margaret “Aunt peg” starback」スターバックさんだ。

〈スターバックさんの郵便入れ〉

 

ナンタケット島とスターバックさん、読書好きのひとならこの組み合わせでピンと来るかもしれない。

 

ハーマン・メルヴィルの「白鯨」はナンタケットが舞台となっている。

 

「白鯨」にはスターバックという人物が登場する。

もしかしたらそのスターバックの親類かもしれないが、残念ながらスターバックという名前は、捕鯨を生業とする人に多い名前だったようだ。

 

それを踏まえた上でスターバックさんの郵便入れを作ったと思うと、さすがの作り込みである。

 

ちなみに有名な話だが、スターバックスコーヒーはこの白鯨のスターバックが由来となっている。

 

 

他にももっとたくさんのこだわりの作り込みが、シーとランドにはあるはずなので、次行く機会にまた探してみようと思う。

楽しみ方が変?

楽しみ方は人それぞれ、いいじゃないの。

 

 

この2つのうんちくをデートの際にドヤ顔で披露するのもいいが、相手によってはうっとおしいと思われて逆効果になるかもしれないので、披露する際は十分注意されたし。