公式さんTwitterより


…ついに終わってしまいました。
このロスをどうすれば良いのか。
寂しいので、久住が宣伝してるドーナツ買いに行こうかな。←違う違う。

金曜の夜にリアタイして阿鼻叫喚の挙句の放心状態。
色々考えてなかなか寝付けず。
一夜あけてからも頭の中がずーっとMIUに占領されたまま、さらに一夜明けてようやく感想書けそうな気になって来ました。

えらく長くなる予感がするので、とりあえず前編です(笑)


2019年10月8日。

東京五輪2020の開会式のチケットを200万で買う人がいると、笑いながら誰かと電話で喋っている久住。

「会場の中もう、金持ちしか入られへん」

その部屋のテレビの画面には「公式ホームページにて無償ボランティアを募集中」の文字と、女性アナウンサーの「復興五輪に向けて無償のボランティアを募集しています。みんなで盛り上げて行きましょう」の声。
そのTV画面に目線を向けた久住の表情。
虚無的なようでいて、その下に怨みや怒りや哀しみや、色々な感情が渦巻いているように見える複雑な顔。

ああ、この男は、今現在の日本というこの国を、この社会を憎んでいるのだと、ふっと理解しました。
のらりくらりと得体の知れない久住と言う男の、真実の素顔を垣間見た瞬間でした。
(さすがだ、菅田将暉)

前回、まんまと久住にしてやられ、傷だらけの四機捜。

メロンパン号に乗っている男達が爆破テロの実行犯だと流され拡散されたフェイクニュースは、今まで404の二人が事件現場で出会い、関わって来た皆さんがそれぞれ「あの車に乗っていた刑事二人に助けられた」と火消しの書き込みをしてくれた事によって鎮静化。
一瞬ですが、今までのゲストの皆さんのそれぞれの書き込みが流れて、思わず画面止めて読みました。

情けは人の為ならず。←全然違う。

警察官として全力で頑張って来た404の二人の働きが、巡り巡って二人を助けてくれた事が非常に嬉しかったです。

しかし、トラックに轢き逃げされた陣馬さんは混乱の中、救急車の到着が遅れた事によって治療が遅れ、意識不明の重体。
九重は、キャリアに傷がつくことを恐れた父親によって警察庁へ異動。
メディア対応で女性隊長であることが必要以上に注目を集めてしまった桔梗隊長は、志半ばの無念な思いを飲み込みながら機動捜査隊の隊長から退くことに。

そして、使えなくなってしまった404のメロンパン号から車両が空いている401に変更された伊吹と志摩の間は、それぞれの理由で後悔が渦巻いてギクシャクするようになり、バディとしての機能不全になりつつある。


そんな忙しい日々の中でも、多分時間の許す限り通っているだろうに、ガマさんにはずっと面会も差し入れも拒否され続けている伊吹の脳裏には

「刑事だった自分を捨てても、俺は許さない」

と言い放ったガマさんの言葉が呪いのようにリフレインしていて。
今だに伊吹の心はあの日に囚われたまま。

「陣馬さんをああしたのは久住だ。刑事を捨てても俺は許さない」

陣馬を見舞った際にそっくりガマさんと同じ言葉を口にした伊吹の様子に、九重は違和感と不安を覚える。

かたや志摩も判断を誤って久住を取り逃してしまった己を許せず、警察官としての正攻法での捜査を捨てて、久住に利用されてズタボロになったナウチューバーRECの力を借りて単独に動き始める。

警察を辞めるのかと問うRECに

「やめたいのかも知れない。強くて清くて正しい警察官でいることに、もう疲れた」

今まで自分でも気がついていなかった本音を漏らす志摩は、ネットを利用して裏工作を始める。

そして、そんな警察官として逸脱し始めた自分から遠ざける為に「野生のバカは奥多摩に返しますか」と、伊吹を奥多摩に戻すよう隊長に進言する。

そんな志摩の様子に不審を抱いた伊吹は、激情に駆られて志摩をブン殴りつつ、スパイダー糸巻の協力の元、志摩の荷物に盗聴器を仕掛ける。
(伊吹くん、それは志摩ちゃんのお家芸…。なんだかんだ、互いに影響し合っているこの二人)

志摩は久住の手掛かりを掴む為に、警察庁刑事局長の息子である九重の立場を利用して、久住の居場所の手掛かりになる情報を入手。

相棒の伊吹に相談せず、単独行動で捜査を進めていることを九重に責められた志摩は本音を語る。

「伊吹の判断に乗っかって久住を取り逃した時、咄嗟に思った。信じなきゃ良かった。俺としたことがどうして信じてしまったのか。いつの間に俺は相棒なんてものに頼るようになってしまったのか。あいつを信じるべきじゃなかった」

この言葉を仕掛けた盗聴器からしっかり聞いていた伊吹は、なんとも言えない笑みを浮かべながらイヤフォンを外すと、一人で久住の居場所に向かう。

ガマさんの時もそうでしたが、伊吹は泣きたい時に笑うんですよね。
(今更ながらになんなんだ綾野剛のこの芝居を超えた表現力)
見てるこっちの胸が痛くなってくる(/ _ ; )



「うまく行ってる時は最高の相棒。ミスした時は相手のせい。勝手だよな。
伊吹は危なっかしいけど、正しいやつで。俺はあいつに正しいままでいて欲しい。ああいう刑事が一人くらいいたっていい。それに助けられる人がきっと沢山いる」

この一番肝心な志摩の言葉を聞かないまま、チラリと冷たい一瞥を残して去った伊吹😱
仕掛けられた盗聴器に気がついた志摩は、片棒を担いだ糸巻に事実確認と口止めを指示して伊吹に電話をかける。

「お互いさ、自由にやろうぜ。相棒なんて一時的なもので解散したら終わり。もうどうでもいいよな」
「伊吹、お前、盗聴なんて慣れない真似するんじゃねぇよ」
「志摩の真似〜」

…お前らは小学生か⁉️💦

思わずツッコミ入れてしまったすれ違いカップルの痴話喧嘩みたいな会話でしたが…そうでした。
我々が愛してやまない404はこんな二人なんでした😭

そして厄介なことに、この二人は捜査能力と行動力はピカイチな警察官なのでした😱

こんなやり取りを交わしながらも伊吹はしっかり久住本人にまでたどり着き、一方的に伊吹との電話を切られた志摩は、船の汽笛の音から伊吹が先に一人で久住のいる東京湾マリーナにいる事を知る。
(志摩ちゃん、聴覚の良さと野生の勘は伊吹の専売特許!やはり相棒に引っ張られて影響されているのはお互い様か(笑))

そして、マリーナの受付のカウンターで、ついに顔を合わせた伊吹と久住。

正直ザワザワしました。
この先の直接対決がどうなるのか。

そして久住を見つめる伊吹の作り笑顔にあの日のガマさんが被り、真顔になった瞬間、ゾッとしました。

「お前と一対一で話がしたい」

「許すかどうか決める」

ガマさんの言葉に囚われている伊吹にとっても、久住との対峙は警察官として、人間としての重い選択がかかっているのだと。

そんな伊吹にあくまでも飄々と答える久住。

「お前は神様か。なんであんたに決める権利があるねん。許されたくないわい」

「全員死ねばええと思うてるよ。汚いもん見んようにして、自分だけは綺麗やと思ってる正しい人ら。みーんな泥水に流されて全部失くしてしまえばええねん。
神様は俺よりもっと残酷やで。指先一つ、一瞬で、人も街もぜーんぶさろうてまう。全部のうなって、それでも十年経てばみーんな忘れて、終わったことになっとる」

この言葉から、咄嗟に連想したのが津波や濁流に飲み込まれる街の風景。
私同様、多分多くの視聴者が久住は3.11、或いは日本で毎年起きる大災害のサバイバーなのかと思ったのでは?

伊吹同様、見ているこちらも、得体の知れない久住という人物をなんとか少しでも理解しようとして、一生懸命彼の話を聞いていましたが、事態は急転直下。

伊吹大ピンチで


以下次号!←コラ‼️😅