オマエがこんなになってしまってからの10日間、相方とオマエの3人で必死に頑張ったよな。
うまくいけば治るかもしれないと、ほんの一分の望みに賭けて頑張ったよな。
これからも3人で頑張っていこうって言ったばかりじゃないか…。
オマエ、尻尾振って応えてたじゃんか…。
バカヤロウ…
最初、お医者さんに診てもらった時には、もうもたないと言われて、それならと家に連れて帰ったらオマエ、頑張ったよな。
翌日、病院に連れて行ったらお医者さんが驚く位の生命力発揮したよな。
10日間、オマエと向き合い、オマエのためだけに過ごしてきた。
お互い大変だったけど、合宿みたいでチョットだけ楽しかったよ。
ここまで付きっきりだったのはオマエがまだずっとガキの頃だったもんな。
死にやがって…バカヤロウ…。
3/9 永眠…
オマエの生涯、楽しかったか？
'98 春に横浜で生まれ、捨て猫でずぶ濡れのダンボール箱で死にかけてたのをボランティアの人に拾われ、俺の所に来たのは夏だったか。
当時東京に住んでいて、町のタウン誌に里親の募集を見つけ応募した所、まさか横浜まで面接に行くハメになるとは思わんかったよ。
その家には5～6匹猫がいて、オマエだけ初対面なのに俺のヒザに乗ってなついてきたんだよな。
道具一式持たされて家にやって来てからは毎日が大騒ぎやったね。
こちとら全くのド素人。
何もかんもが初体験やったけんね。
まぁ許せ。
その後色々あって、福岡に帰って来た時は飛行機に乗せられて、それから1週間メシ食わんかったよな。
ホントあの時は死ぬかと思ったゾ。
長浜に移り住んで、相方とめぐり逢い4年。
最初はお互いギスギスしていたみたいやけど、いつの間にやら俺より仲良くなりやがって、ちょっとジェラシーだった所もあったんやゾ。
まだまだ、これから楽しい家庭を作っていこうとしている時なのに、オマエおらんくなってどうすんだよ。
バカヤロウ…。
オマエ、幸せだったか？
喋れたら、きっと言いたいこと一杯あっただろうね。
てかオマエ、ニャーニャー言いよったね。
半分位は分かってやってただろうか。
ゴメンな、バカ親で。
けどな、のの…
ありがとう。
魂は、いつまでも一緒だよ。
荼毘に付した翌日、久しぶりに元祖へ行った。
何時ものカタ、ネギ多め。
何時もの「家」の味。
けど、あんまり味がしなかった。
こんな時期ではありますが、ブログはぼちぼち再開させていこうと思います。
今、日本が大変な時に自分自身が早く元気にならんとね。
まぁ当分は引きずるだろうけど、精一杯今やれることをしっかりやって行こうと思います。
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