8月3日(水) 13時開演
ヴォルフガング 井上芳雄
アマデ 高橋愛子
7月30日より、コンスタンツェが木村佳乃さん、ヴァルトシュテッテン男爵夫人が香寿たつきさんで登場。
本日のアマデは高橋愛子ちゃん。
前回観た渚ちゃんは立ち姿がとても美しく、凛としたものを感じたが、愛子ちゃんは毅然としながらもどこか人間的。
感情の表現が表情にはっきり出ている。
「ヴォルフガングの混乱」ではするどい目つきでヴォルフに襲い掛かる。
「魔笛」のオペラ作成話に目を輝かせ、受け取った台本に喜びの表情を溢れさせる。
眉を寄せる、あきれた顔をする、耳を塞ぎ嫌悪感を表す。
彼女のアマデはとても目をひいた。すごい。ひきこまれる。
井上君は前回と比べて、ものすごいハイテンション。
奇声をあげ、感情をもろにぶつけている感じがする。
市村さん演ずる父・レオポルトと喧嘩別れしてしまうシーンでは、激しくぶつかりあっていた。
市村さんの演技に悲しみを深く感じ、前回では出なかった涙がポロリと出てしまった。
隣では今日初観劇の息子が、タオルを目に当てて涙を拭いていた。
後で聞いてみると、「ヴォルフが可哀想だった。」とのこと。親子の立場で捕らえ方が違うんだなと感じ入ってしまった。
新メンバーの木村さんと、香寿さん。
木村さんのコンスタンツェは、わがまま・ぐうたら・ガキっぽいという点で西田ひかるさんより悪妻っぽい。
でも歌は声量も無いし、その割りに張り上げようとするので喉を心配してしまう。
歌いながらの動きもぎこちない。
せっかくのソロも残念ながら聴き入る事が出来なかった。
香寿さんは歌も動きも美しい。
ただ演技にそつがないというか、インパクトが薄い?
久世男爵夫人にはヴォルフに強く自立を促しながらも、母性的な愛を与えてる感があり、そういったものをあまり感じなかったせいかもしれない。
さて、我らが猊下は本日も絶好調。(息子も山口祐一郎さんのファン)
やっぱり山口さんの歌が始まると、身体の奥まで響いてくる。
相変わらずマント捌きが美しい。
おトイレシーンも前回に比べ内股度がアップ。(笑)初めて観る山口さんの悶える姿に、息子が大爆笑!
その後のお取り込み中のエロ司教にドキドキした模様。
このシーンのお怒りの台詞では、声が裏返る事も無く激しく吐き出された。珍しい。
「神よ、何故許される」でも叫んでいらっしゃった。ラストフレーズ前の溜めも長め。
やはり、「ま~じゅ~」からの「つ~」の下げ方にはため息。
帰宅した息子が練習していた。無理だっつーの。
息子にこのミュージカルは理解出来るのであろうかと、少し危惧していた。
第一声は「おもしろかった!」であった。
アマデの存在とその意味に関しては、なんとなくではあるが理解していた。
けれど、「箱」がいったい何なのか?オルゴールなのか、おもちゃなのか?
「箱」が「作品・音楽」であると捉えているのだが、それを説明するのがとても難しかった。
誤った見解を与えているかもしれないが、「箱」はアマデが神様から与えられた「音楽」という宝物なのだと話した。
その宝物を持つ事を許可されたからこそ、神童と呼ばれ、才能を開いてきたのだと。
だからアマデはあの「箱」を大事にしているのだ。
でも、この謎は親子で何度も話して答えを見つけるのが良いのかもしれない。
ヴォルフと違って「謎解きゲーム」は得意じゃないけど。(笑)