7月22日 13時開演
ヴォルフガング 井上芳雄
アマデ 伊藤渚
マチネ公演行って来ました。帝劇に入ると、年配の方が多かった。
両隣共50代後半という感じの方々。
本日の席はS席後方センター。
アマデの渚ちゃんは、まず立ち姿が美しい。板の上では決して腰や頭が揺れない。
メイクで青のアイシャドーを入れていることもあってか、キリッとして凛々しい。
ヴォルフガングの才能の象徴であるアマデは、いつもヴォルフの側にいる。
無邪気で子供っぽく、自分は天才だからと何者も恐れず叫び走り回るヴォルフの傍らで
ひたすら作曲している。
ヴォルフが自分の作業に支障のある行動をしようとすると、時に厳しい目で見つめ、
時にヴォルフのコートをひっぱり阻止しようとする。そして見捨てて姿を消す事も。
才能を認めさせる為の行動にはぴったりシンクロさせる。
どうしても「子役」に目がいってしまう。
台詞も無く、大きな表情もなく、存在感を大きく見せているのはすごい。ちょっとした目の動きだけで、怒り・喜びを表している。
アマデは今回4人いる。全員のアマデを観たくなった。
初演はCDで聴いたのみなので、大きなことは言っちゃいけないけど、
井上君の歌声は進化している。太くて伸びがある。ダンスも良い。メイクはちょっと濃いかな。(笑)
山口祐一郎さんのコロレド司教は素敵だ!祐一郎さんが歌うと全神経がのっていってしまう。(ファンゆえ)
馬車の揺れに合わせて歌う様は、とってもキュート。おトイレシーンでの悶え、ライオン丸のような髪もニヤニヤと笑ってしまう。「とほーぜんだ!」
今日はお取り込み中のシーンで、ヴォルフの投げたかつらが股間にヒット!
時間差で「あぁっ・・」と股間を押さえていた。かつらを拾って匂いを嗅いだり。
「神よ、何故許される」の最後、「ま~じゅ~つ~♪」で高い音から地声で「つ~」と低く戻すところはさすが!思わずため息が出てしまった。
西田ひかるさんのコンスタンツェは歌にもう少しパンチがあると良いな。
久世さんの歌ではあまり良い評判を聞いていなかったのだが、今日は音程がずれることなく歌ってらした。ヴォルフに対しては優しさより、厳しさを感じた。
厳しい父親の市村さんには悲しさと寂しさを感じた。
シカネーダーの吉野さんはいいっ!色っぽいし、動きが軽快。
そしてアンサンブルがとても良い!いつまでも聴いていたくなる。
「影を逃れて」「モーツァルト!モーツァルト!」ではゾクッとしてしまった。
ラストでヴォルフがレクイエムを作曲しながら憔悴していく様は、痛々しく鬼気迫る感が。
客席全体が息を呑んで、死に向かっていくヴォルフに釘付けになっているのを身体で感じる。
井上君のヴォルフにはアマデへの愛しさと、僕らはひとつという印象を受けた。
中川君はどうなんだろう・・ということで、チケット追加の予定。