公式記録
仁虎(以下ニコ)「17節以来の連勝ですね。この勝利は本当に大きいですよ」
ギアボルト(以下ギア)「平本一樹と安西幸輝は怪我で離脱。土曜日に北九州に行ったばかりなのに熊本へ行くという超過密スケジュール。試合当日は雨。しかも相手の熊本は現在絶好調。これだけの悪条件を跳ね返して勝つとはビックリです」
ガー「今までのヴェルディだったら戦う前から負けてたでしょうね。大分戦で相手の気迫に飲まれて負けた事が、いい教訓になっているわ」
ニコ「前節、苦しみながらも勝利した事で選手達の気持ちも高ぶっていたんでしょう。短期決戦は勢いが大事。前節から間を開けない強行スケジュールに感謝すべきなんでしょうか?」
ギア「試合そのものは序盤からヴェルディペースで進みました。ホームの駒沢で何もさせてもらえず、0-2で完敗した屈辱を晴らそうと気合を入れたのか、疲労を感じさせないプレイで熊本ゴールに襲いかかります」
ガー「だけど全然ゴールを割れなかったのよねえ。こっちのツメが甘いのもあるんだけど、熊本のGKシュミット・ダニエルが冴えまくっていたわ。敵ながら良い選手よ」
ニコ「膠着状態に陥った試合を動かすべく、後半から両チームの監督は動きます。熊本は去年までヴェルディにいた常盤聡を巻誠一郎に変えるという、ヴェルディサポとしては複雑な選手交代をしました。常盤選手、今季はまだゴールを決めてないんですね。頑張ってほしいんですけど……」
ギア「一方、冨樫監督は前節から加わった高木善朗を投入。これが見事にハマり、後半29分にシュミット・ダニエルの牙城を破る素晴らしいシュートを決めてくれました」
ガー「あれはJ1級のいいシュートだったわね。清水では監督の信頼を得られず干されていたけど、監督の見る目が無いんじゃない?と思うくらいのシュートだったわ」
ギア「清水の現在の順位を見ると、ガーネット・バーネットの意見には大半の清水サポが同意しそうです。この貴重な1点を守りきり、ヴェルディは駒沢での雪辱を晴らして2連勝しました」
ガー「守備ではウェズレイが良かったわね。井林とのコンビで空中戦は完全に制していたわ。カードも貰わなくなったし、今年の井林の相方は彼で決まりかしら?」
ニコ「今節でプロ初出場の大木暁選手も、いい働きをしていました。ちなみに彼の名前は『さとる』と読みますが、本人は『さとし』と呼んでほしいそうです。どうしてなんでしょう?」
ギア「イケメンの常盤聡に憧れているのかもしれません。ヴェルディが勝利し、上位にいた千葉が水戸と、金沢が愛媛と引き分けた為、ヴェルディは順位を1つ上げて5位になりました。だけどまだ7月、先はまだまだ長いので浮かれてはいられません」
ガー「本当にそうなのよねえ。磐田は最下位の岐阜に負けてるし、J2はマジで魔境だわ……」
ニコ「何が起こるか分からないけど、だからサッカーは面白いんですよ。日曜日の京都戦に勝てば3連勝、更に上を目指せます」
ガー「そういう肝心な試合で負けちゃうのが今までのヴェルディだけど、今年は期待してるわよ。せーの、」
3人「「「頑張れ、東京ヴェルディ!!!」」」
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