機材紹介編②RedDirt | DuelJewel Shunオフィシャルブログ「赤毛色の街」Powered by Ameba

機材紹介編②RedDirt

では次。

まずは画像から。

どすん。





うん!いいね!
やっぱりタバコはアメスピだよね。

俺がタバコをアメスピにしたのはいつの事だったか…。
きっかけはそう、俺の大好きな漫画、BLACK LAGOONを何回か読み返してる時、ふと気になったからだね!
登場人物皆って言っていいほどこのタバコ吸うんだよね
ロックとレヴィのシガーキスシーンなんかそういう視点で見たらもうたまらないものがあるよね!




・・・・・・・・・・・・・。すいませんでしたorz


気を取り直して第②弾
同じくkeeleyからRedDirtOverdrive!



いやぁ赤い!赤いってだけで欲しい!(笑)
冗談はさておき、こいつもまたかなりの優れ物でしたね~。

OVERDRIVEと銘打ってますが、実際にはOVERDRIVEとしてもDISTORTIONとしても使えるほど振り幅がでかいです!
先の記事で取り上げた、甘くて太いOVERDRIVEとして考えたらこっちのほうがDuelJewelにあってるのかな?って思ってます

やはりWhiteSandsと同様、すごく高級感のある音が出る
だけではなく、同じように独特のコンプ感も嫌じゃないし、何ならこっちのほうが真っ直ぐ音が飛びますね。濁らない。
多少歪の質としてはWhitesandsのSandsモードより粗さを感じましたが、これはちょっと実際に自分のシステムで鳴らしてみないとわからないなあ…。

というのも昨日でも演奏で使ったアンプは、ENGLのインベーダー2っていうENGLの新製品でして。
正直右も左も分からない状態で使ったし、前置きで触れた真空管がおもいっきり俺の使ってるアンプとは全然違うタイプの真空管だと思うので比較するのが難しいんですよ。

で、歪の細かさ、粗さは正直好みですからね。
これは皆さんの場合は本当に好き嫌いで選んでいいと思います

俺の場合は実際に皆でアンサンブル考えた上で選ばないといけないなあ…っていう感じです

つーのは、偉そうな話になりますが、「自分の好きな音=バンドで求められている音」ってのは成立しないんですよ。
ここすごく重要。
結局それぞれのメンバーが好き勝手出したい音出しても、それがかっこよくなるとは限らないです。つーかほぼならない。
それは個性のぶつかり合いじゃなくてエゴの押し付け合いになる可能性のほうが高いですからね。
実際俺が本当に出したい好きな音作るとしたらギターからアンプからキャビから何から何まで総とっかえですもん。
そう考えると今のシステムと正反対なんですよねー。
バンドって不思議(`-ω-´)

さてREDDIRTに話を戻します
このエフェクターで一番面白いと思ったのが、真ん中についてるトグルスイッチ。
LO/HIって書いてあって。
多分、ローゲインモードとハイゲインモードって別れ方なんでしょうけど。
普通その言葉を解釈すると
ローゲイン=弱い歪み
ハイゲイン=強い歪み
っていう別れ方の認識です。俺も鳴らすまでその認識でしたし。

でもこの機種の場合
ローゲイン=温かい歪み
ハイゲイン=硬い歪み
ってニュアンスになったんですよね。

つーのもLOモードでもGAIN上げたらちゃんと歪むの。
そしてその音がとても良かったし、引っ込んじゃう音になるかな?と思ったらちゃんと主張してくれるいい感じの音になったんですよね
だから組み込むとしたら俺はLOモードで組み込んで、まさに君の世界でとか奇跡の花を演奏したいところです

これ、ギター始めたばっかでエフェクター買ったこと無い。初めての歪みがほしい!って人にはかなりお勧めかもしれない。
けど逆にいきなりこの質のエフェクター手にしたら、今後のエフェクターの選定基準がぐっと上がって色々面倒くさいことになるかもしれませんね(笑)
まあでもそう言いたくなるほど上質な音です。


そしてWhiteSandsにしてもこのRedDirtにしても、音が古くない!ってのが一番のセールスポイントです

よく音楽やってると古い音に立ち返って、そこにありがたみを感じる人はかなり多いと思います。
それはそれで大正解です。古き良き時代の音を聞いて、それを再現する。
それをコンセプトにエフェクターを作ってるメーカーはとても多いです。

でも俺はそこ自体には魅力を感じないわけです。いや、あくまでDuelJewelのギタリストとしては魅力を感じず、そうしてるからその機材が欲しい!っていう考えにはいたらないと言う言い方が適切ですね。

実際俺も家でギターちょろちょろ弾くときはアンプシュミレーターで音を鳴らす時が多いですが、ものっすごいオールドなアンプを選ぶ時が多いですからねえ…。だってそれは趣味ですもん。そういう音が好きでしたからね。

でもじゃあその音でDuelJewelレコーディングするぞ!ってなったら、そういうテーマの楽曲だったら全然ありですけど(未練とかね)
現代音楽において俺達が向き合ってる音像って、あんまりビンテージな音を求めていないのです
もちろんビンテージだからこその、今の機材で出せない音圧とかもあります。
ただ、それはもう一周回って新しい音になってるわけですからそれはそれでいいんです。
レコーディングの技術も年々進化しているわけですし、ビンテージ使っても結局今っぽい音にはなる。

でもライブだとどうでしょうかね?
ここは人によって考え方が違うとは思います。とてもデリケートな問題だと思います
でも少なくとも、俺はオールドの普通のアンプで「SLIP FROM~」とか演奏しよう!って思わないですよね。
結局自分たちの進化に合わせて機材を選び、今の自分で今を表現することで進んできたバンドですからねー。

そもそも、古い機材の良さってなんなんでしょう?
実際の所、そこを突き詰めたら「当時でしか使えなかったパーツ」とか「もう生産できないパーツ」とかが使われてるのが多いんですよ。
それが音の良さに直結してた場合が多いんです。
音楽機材の歴史は常に戦争とともにありました。
そして時代が動くに連れ、いろんな規制で使えなくなった部品がどれだけあったか。
なんせ一時期、アンプに真空管使えなくなる一歩手前まで行きましたからね…。
あん時は本当にヒヤヒヤしました。

じゃあその古いパーツを使ってればいい音になるの?
と言われると、はいそうですとも言えません。
だってもう手に入らないパーツですし、物は使ってたら絶対にガタが来ますよね?
そしたらどうやって手入れするんでしょう?
手入れして使えるように戻したとしても、手入れする前の音には絶対になりませんよ。

なんて難しい問題なんでしょうか。途方に暮れちゃいますよね

でもね。そんな使えなくなったパーツを「今の技術で再現しよう」と言う姿勢はずっとこのシーンにあるんです。
どんなに勉強して、どんなに探し求めても、「当時の名機」と言われていた器材の音を聞く機会なんて滅多にあるもんじゃありません。
でもそれを知ってる一部の人間が、それを再現しようと、今の技術の最先端で一生懸命語り継ごうとしています。
そうやって試行錯誤して、色んなメーカーが新製品をこうやって産みだしてるわけです。

その中で、「これはいい!」と思ったものを使うのが結局一番なんじゃないですかね。
そして出来ることならその機材のルーツを辿る。このエフェクターは当時の何々っていうエフェクターを元に作られたとかを知る。
そういうのが出来てれば俺はいいと思うのです。
だから俺はそうしてます。

話を戻しますと、keeleyさんというメーカーはそういう意味で過去の名機をモディファイ(改造)してみたり、それを元に自社製品で新たに作ってみたり・・・と。ものすごい長い年月の中で培ってきたノウハウを、これでもか!と繰り出してくる、本当に素晴らしいメーカーさんです。
ただ模倣するのではなく、「じゃあこのエフェクターのこの回路をこうしてみたらもっとすげえの出来るんじゃね?」なんて考え方が思いっきり手にとってわかるような製品を数多く出しているメーカーさんなのですよ。
だから俺はkeeleyさんが新商品出した!つったらやっぱり気になってしまうんです(笑)

というわけで、この今回試奏させてもらったkeeley2機種。本当にお勧めです。

宣伝宣伝。


んー。俺はどっち買おうかな・・・。





つーか
ブログ書いてるだけで一日終わるぞこれ・・・・。