機材紹介編①WhiteSands
さて、いよいよ機材紹介編です。
先の記事を読んだ頂いた上で、今回使用させて頂いた5機種を紹介していきたいと思います。
今回使ったエフェクターは全部歪み系ですが、その内3つがOVERDRIVE。
あと2つはDISTORTION・・・つうか激歪み系です。
なのでまずはOVERDRIVEから攻めたいと思います
では早速一つ目!どすん!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141124/11/dueljewel-shun/9a/84/j/t02200165_0640048013138683627.jpg?caw=800)
ん?画像?大きさ比較のためにタバコを横に置き、高さを見てもらうためにクリアアサヒ(350ml)を置いてあるのだよ!(`-ω-´)
高さと大きさ、何となくこれで分かるでしょ!
高さ何気に大事なんだよ。あまり高さあるエフェクターをフットボードに組み込むと、コード類とか一緒にしまえなくなったりするんだよね。
ここも結構重要です
楽器フェア終わったあとに飲もうと思って買っておいたとかそんなんじゃないからね。うん。あくまでも参考になると思って買ったのだよ!うん。
では紹介を・・・
このクリアアサヒは値段もさることながら、発泡酒とは思えないほどの味。
その味たるや、例えば楽器フェアの会場を練り歩いてへとへとになって帰った後に飲んだとしよう。
「ううっ・・・キンキンに冷えてやがる・・・あ・ありがてぇっ・・・!」
「涙が出るっ・・・犯罪的だ・・・うますぎる・・・!染みこんできやがる・・・体に・・・!」
「ぐっ・・・溶けそうだ・・・本当にやりかねない・・・ビール一本のために・・・強盗だって・・・!」
となります(`-ω-´)
・・・・・・・・・・・。すいませんでしたorz
では気を取り直して、改めて1機種目
keeley / WhiteSands
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141124/11/dueljewel-shun/9a/84/j/t02200165_0640048013138683627.jpg?caw=800)
はい、これは本当にびっくりしました。
元々keeleyさんのエフェクターは好きで幾つか所持しています
が、今回使わせてもらって、このWhiteSandsか後で紹介するRedDirtはマジで購入することになるかと思われます。
この機種自体を説明する前に1つ。
僕が足元に組み込んでるOVERDRIVEで、実際に本来の使用方法で使っているエフェクターは1つしかありません。
それはFULLTONEさんのFull-Drive2 MOSFETという機種で。
こいつが今回、STORYと言うアルバムのツアーで大活躍することになったエフェクターです。
まあ、もっと言ってしまえば以前ブログでも触れた、まさかこんな形で使いまくることになるとは・・・と言ってたやつですよ。
It's just loveリリース以降、シングルコイルにセッティングした状態でこのエフェクターをかける頻度がすごく多くなったんですね
すごくデリケートな音なんですが、ものすごく気持ちよく音が飛んで行く。
ハイ抜けが半端じゃなく良くて、例えばDaysのイントロのアルペジオは普通にこのエフェクターを使ってます
で、Boostボタンが有るんですが、これを踏むと普通にいつものギターソロとは違う、甘くて優しい感じのギターソロ音にもなる優れ物なのです。
が、故にツアー中にものすごく悩みました。
ハイ抜けが良すぎて、例えば「君の世界で」や「奇跡の花」とかで使うと、ギターが目立ちすぎてしまうのです・・・。
なのでツアー中はギターの手元にあるボリュームポットとトーンポットを絞って、少し引っ込んだ音にして演奏していました。
当然のことながら面倒くさいです(笑)
曲順によっては操作が間に合わないことも当然ありました。
そこでツアー中に、甘くて太い音が出るOVERDRIVEの導入を検討しました。
で、実際に仙台でみつけたんです。これは!と思う一品を。
で、iMiさんに既に取り寄せてもらってたりもしたんですが、結局様子見の状態で保留になってしまってました。
辻さん(昨日の司会者)ごめんなさい・・・(´;ω;`)
その理由がですね。俺の「OVERDRIVEを選ぶ基準」が面倒くさいからなんです(笑)
OVERDRIVEって値段的にも品質的にもピンキリ過ぎるエフェクターです。
ましてやアンプだけで作る音ならなんの問題もないのですが、歪エフェクターをかますとなると、
「アンプで作った音の上に加工した音を載せる」
「アンプで作った音の上に加工した音を載せる」
と言う概念になる事が多いので結構難しいのです。
というのは、同じOVERDRIVEでも、機種によって音の飛び方がぜんぜん違うんですね
で、俺が再重視しているところは「音の包容力」とでもいうのか、「音の立体感」とでも言うのか・・・
ちょっと言葉で表現しづらいものでして。
まず、ライブの時を想像してください。
音がアンプのスピーカー(キャビネットといいます)から出るでしょ?
その前に俺がいるでしょ?
で、その前に客席の皆にマイクで拾った音を再生するスピーカーがありますよね?
ここでね。変なOVERDRIVEサウンド弾くとね。何故か弾いてる音が俺の目の前にしか存在しなくて、後ろから迫る温かみとか音の迫力が無いんですよ
ね。これほんとうに不思議なんですけども。
で、そういう状態の音をマイクで拾って会場のスピーカーから出してもね。なんかペラッペラなんですよ。
確かに音は聞こえるんだけど、薄いというか安いというか。あんまりよろしくない。
Fulltoneさんの俺が使ってるOVERDRIVEはそのへん完璧なんですよ。だから比較しちゃうと物足りなさを感じずにはいられないんです
気にしなきゃ気にしないで全然いいんですけどねー。
仙台で気になってたエフェクターはそこがネックで見送りになりました。つまり東京帰ってから、楽器屋さん行ってFulltoneと聴き比べたんですね。ちゃんと。
で。ようやく話を戻します。このWhiteSands。その辺が完璧でした。素晴らしい!ものすごい奥行きと高級感。
歪の質のきめ細かやさ。ここすごく重要で。あまり荒いOVERDRIVEを好まない俺にはうってつけ。
そしてkeeleyさん特有の不思議なコンプ感。これがすごく良かった
コンプってのは簡単に説明しますと、ある一定以上の音量を超えたら、それ以上の音量にならないようにちょっと音を抑えてくれる効果のことを言います。
(ちなみに完全にその音量以上を出さない!ってするエフェクトはリミッターといいます)
(ちなみに完全にその音量以上を出さない!ってするエフェクトはリミッターといいます)
で、音を抑えているはずなのに、不思議とその抑えられていることに対して音が対抗するのか、ちょっと音がグッ!と太くなって、音量のばらつきを抑えられるんですよ。
まあ、コンプも使い方によって効果が違うので一概に全てに対してこの説明は当てはまらないのですが、結構ギターに使われるコンプはこういう効果になることが多いです。
keeleyさんの歪み系は不思議とこの効果が何故か出てくる傾向にあると俺は思ってます。
で、それが会場によっては良い時もあれば悪い時もあり。
僕が所持しているkeeleyさんの歪みはそこがネックでシステムから外しました。
が、WhiteSandsの場合はそれが非常に効果的になっている
OVERDRIVEは結構、ギター自体の美味しい音の帯域に沿ってTONEと呼ばれるツマミを弄って、ベストマッチングなところを探って音を作る傾向が強いです。
要は美味しいところを上手に使って軽い歪を加える…ってな具合ですね
要は美味しいところを上手に使って軽い歪を加える…ってな具合ですね
でもWhiteSandsを使ってみると、TONEのツマミをどこにしようが、ギター自体の美味しいポイントはずっと鳴っているんです。
で、OVERDRIVEの歪み成分の、どの帯域の音を加えるかをTONEのツマミで合わせる…っていう印象でした。
だから結構沈んだ音にしても音自体ははっきり飛んで行くんです。だからFulltoneと並べてもなんの違和感もなく、音の違いがはっきり出る結果になりました。
不思議な感覚でしたねー。
不思議な感覚でしたねー。
特筆すべきはこれだけではありません。
これ、真ん中にトグルスイッチがついてて。
要は歪の加え方を2種類から選べるんですが、俺が今まで使用したこれらの感想は、トグルスイッチが右の「Sandsモード」の場合です。
これを左の「Clean」モードにすると、このエフェクターは全く違うものになります
OVERDRIVEと言うエフェクターは実は軽い歪を加える効果だけにとどまりません。
「ブースター」と言う使い方があります。
これはまず、アンプのほうでいい感じに音を歪ませておきます。
その前にOVERDRIVEをおいて、GAINを超下げて、LEVELを大きく設定し、後は強調したい帯域の音をTONEで選ぶ…と言う使い方です
これをすることで、例えばギターソロなんかの時に音量を大きくしたり、腰のある粘りの強い音にしたり、コードを引いた時のハリを強くしたりすることができる技なんですね。
Cleanモードはそのブースターとしての使い方に特化してるな~と感じました。
というか、俺が持ってるkeeleyさんのブースター特化エフェクターとそっくりなんです(笑)
つーか俺はブースターマニアでして…。持ってるエフェクターの9割をブースターが占めているという変わり者です(笑)
今はもうこれ以外考えられない!というブースターを挟んでるのでずっと固定ですが、
今に行き着くまでは会場によってブースターを変えてたりしました。だってギターソロとかは音目立たせたいじゃん?(笑)
というわけでWhiteSandsはそういった使い方にもかなり有用だと思われます。
もちろんCleanモードで普通にOVERDRIVEとして使えば、ものっすごい太く、少しざらついたオーバードライブサウンドになります
逆にSandsモードでブースターとして使えば、すごくきめ細やかなギターソロ音を作ったりできると思います。
いやー。かなり当たりのエフェクターです。
宣伝宣伝
というわけでまずはkeeleyさんのWhiteSandsをご紹介いたしました。
うん、ツイッターでも言ったけど一気に書いた記事が全部消えたので1つずつ紹介することにします。。。。