数年前の出来事。
夕暮れ時にワンコの散歩していたら、近所に住む小さな女の子と男の子。
女の子は犬が苦手と知っていたので、サッサと通り過ぎるつもりでいた。
男の子がいきなり
「この子をお家まで送ってください」と。
「いやいや、ボクが送っていきなさい」
「だって、だって‥」
「この子はワンちゃんの事恐いから、一緒に歩けないよ。だからボクが送っていきなさい」
「‥‥」
「あ!すぐそこに親戚の家があるから、そこにお願いしたら?」
と、しばらく男の子とすったもんだ。
どうしても、女の子をお家まで送ってあげたいのだ。
頑なに私に送れとせがむ。
私は彼に、男の子でしょ?ちゃんと送っていきなさい!と強く言った。
すると、男の子は
「だって、だって‥
ボクが送って行ったら、ボクが帰る時に真っ暗でこわいんだもん!」
ひゃーー!
なんて可愛いのだ!なんて純粋なんだ!
結局、わたしと男の子とワンコで女の子をお家まで送って、彼も近くまで送って行った。
たった数百メートルの範囲での事なんだけどね(笑)
何か、キュンとなったのを覚えてる。
彼は大人になっても素敵な恋をするんだろうね。
小さな小さな恋の物語。