Do the right thing. | 青パパの無限増殖ver.187

Do the right thing.

八年ぶりに見始めてすぐ、主人公のトラヴィスは「四年」家族から消息を絶っている事実に気付き。確かブログでは「五年は長いかな?」と書いたはず。それは店がまる五年を迎えたからで、恣意的な事実のすり替えをしていた訳です。
「人生の半分」離れ離れだった八歳の息子と関係を修復していく過程に心打たれ…「ラブ・アクチュアリー」では子供がおいしいところ持っていくのは狡いなんて書いてるのに。
大いなる自己矛盾。反省するより先に呆れ返り。
「ハリウッド的」との訣別にヴィム・ヴェンダースはこの映画を撮り。その数年後スパイク・リー「Do the light thing.」はソダバーグの「セックスと嘘とビデオテープ」とパルムドールを争ったのでした。
「都会のアリス」から始まって「まわり道」へ続くロードムービーは車内(狭い「空間」)と地平線が見える大陸(広大な「空間」)が同時に画面に現れ、風景は瞬く間に消え去る…
受賞を逃し、審査員に悪態をついたスパイク・リーの映画を見直すのもまた「正しいことをする」なんでしょう。ハリケーンの被害を見るにつけそう感じる毎日。
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ドゥ・ザ・ライト・シング