後になって、Abbesses駅から行けば良かったなぁ、と思うことに。
その理由は数日後の記事で!
駅から地上に上がって、路地を入ると丘が見えてきます。
この日は1日乗り放題のパスを買っていました。
ケーブルカーも乗り放題の中に入っていて、せっかくなので乗ってみました。
新しいケーブルカーでした。
坂を登らなくて済むのは楽ですが、途中の景色をゆっくりみた方が良かったかな?
ケーブルカーに乗っているのは5分程度。
駅を降りると目の前にサクレ・クール寺院が見えます
振り返ると、パリ市内を一望できる景色が!
天気がイマイチだったのが残念でしたが、それでも長めは素晴らしかったです。
パリでは高層建築が法律で禁じられていて、一番高い建物より高い場所にあるモンマルトルの丘から一望できるのですね
歩いてすぐのテルトル広場に。
芸術家の卵たちが腕を競っていました
人それぞれ画風があって、かつ、どなたも上手。
それでも売れるには何かが足りないのでしょうね。
浅田次郎の小説だったかなぁ。フランスに絵の修行に出た恋人と、表参道で再会する話を思い出しました
また、日本に帰ってから、ジャクソン・ポロックの逸話を聞くことに。
本人は「こんなの絵ではない」と思っていたけれど、奥さんが「あんた、こういうのが新しいんだよ!」と世に出し、奥さんのセンスで売れるようになったとか。
人が成功するかどうかって、運というものがあるのでしょうね。
※私にはジャクソン・ポロックの作品は模様にしか見えません😅
スタバもオサレな感じです
日本でも、九州の太宰府とか、京都だと和風なお店がありますね。
スタバって現地に溶け込むのが上手ですね
あちこちにカフェがありました。
雨上がりだったのと、後で行きたいカフェがあったので見送りましたが、こういったカフェでひと時を過ごすのも良いですよね
パリのあちこちにあるギャラリー。
こちらのお店は可愛い人形が並べられていて目を惹きました
色合い的にオサレな建物も。
ユトリロが描いたレストラン、ラ・メゾン・ローズ。
ラ・メゾン・ローズのすぐそばには葡萄畑があり…
そのまたすぐそばには、ピカソたちが通ったというシャンソニエ、ラパン・アジルが。
ラパン・アジルも色彩が鮮やかですね
シャンソニエって、シャンソンのライブハウスのことなのだそうです。
小さな家でしたが、ここで、当時は卵だった大芸術家たちがシャンソンを楽しんだのか…、と当時に想いを馳せたりしました
(看板をよく見るとキャバレーって書いてありますが…)
坂を登って道を戻り、ノルヴァン通りに。
「壁抜け男」はうっかりすると見過ごすようなところにありました。
マルセル・エメが書いた小説「壁抜け男」。
壁抜け男の像は、その名も「マルセル・エメ広場」にありました。
劇団四季のミュージカルにもなっていましたよね。
こういうところに来ると、小説を読んだり、ミュージカルを楽しんだりしたくなりました
前の日にオルセーで観た「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」にも行きました!
が、外からでは絵の雰囲気は全く分かりませんでした
中に入ってみないと、この雰囲気は分からないのかもですね
それとも2階部分の柵の向こうがこうなっているのかな…。
最後に訪れたのは、ル・バトー・ラヴォワール。
マティス、ドガなどが暮らしていた共同アトリエだったところです。
1970年の火事で消失してしまって、今はガラスのショーケースに資料が展示されているだけです。
バトー・ラヴォワール = 「洗濯船」という名前は、セーヌ川に係留されていた洗濯のための船のことなのだそうです。
汚れ物を担いできた女性が、船主にいくばくかのお金を払ってセーヌ川で洗濯をするのだそうで、その数80もあったそうです。
坂に建てられた建物が洗濯船に似ていたことから名前が付けられたようです。
日本の漫画家が受けない時代に集まった「トキワ荘」を思い浮かべました
初めて訪れた場所でしたが、売れていなかった巨匠たちが過ごしていた場所を訪れ、当時の様子を想像しながらのブラ散歩。
来て良かったと思える場所でした
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