入院している耳鼻科は、毎朝9時に全員診察があり
毎日違う先生の診察を受けていた。
耳鼻科の先生は部長先生を筆頭に8人居り、中でも副部長先生が
偉いと評判だった。
しかし物の見方は三者三様で、他の先生は口を揃えて私の腫瘍が
小さくなったと喜んでくれたが、この先生だけあまり変わりませんねと
意見が違っていた。
食欲が戻ってきて、ある程度抗がん剤の効果もわかったので
次のステップの治療と、入院時期の打ち合わせを始めた。
それより先に退院なのだが、直近の血液検査で
白血球が既定値より少なくなってしまった。
3日間退院が伸びた。