初代ファミコンです。
動作NGで、価格300円。
ファミコンはニューファミコンやツインファミコンも互換機もレトロフリークも所有していますが、初代を所有したいという嗜み的な動機です。
【動作確認】
初代ファミコンはアナログテレビとかで繋げるRF端子で、そんなテレビはないので、ポータブルなアナログ放送を受信できるテレビを買ってまでのトライですw
で、動作確認したら電源は生きていましたが、ゲームは映りませんでした。
【分解して確認】
プラスネジで裏蓋を開け、
基板固定ネジ6つを外し、
基板を裏返して観測。おかしなところはなさげ。
【コンデンサ交換してみるか。】
何も原因がわからないこんな時は、電解コンデンサを疑ってみましょう。後日更新するスーファミもコンデンサ交換で直しましたし。
秘密兵器
はんだシュッ太郎を使います。
これ、旧型ので、昨年2000円で買えましたが、これすごい便利です。半田使うならマジ持っておいて損はないです!
取り外ししたい箇所に半田をもりもり盛ると、半田シュッ太郎でゴッソリとれるやり方をして、
手持ちのコンデンサで交換しました。
耐圧50vのしかないので、サイズはでかいです。
【コンデンサ交換後の再動作確認】
天気が良い日を狙って、まずは水洗い。小豆色の部品が取れなかったのでそのままに。
上側にはワイドハイターex を入れた透明の袋につけこみ丸24時間そとの紫外線に当てます。
白さがかなり復活しましたよ。
ただ、ワイドハイターex によるレトロブライトと小豆色の部品は相性が悪く、小豆色の部品が白色がムラになって浮き上がります。外せばよかったと後悔。
まあ、いいでしょう。気持ち切り替えていきます。
【カセットの接点洗浄】
さて、修理に戻ります。
そういえばカセット端子を清掃していなかったなと思い、接点洗浄をします。
ダンボールに接点復活剤を染み込ませ、カセット端子にダンボールを抜き差しします。
が、ダメ。症状は変わりません。
【半田クラックを疑う】
基板をよく観察する作戦に切り替えます。
ジー。
ここかなぁ?写真下左から2番目にスキマなクラックがあるように…見える?半田をつけなおしましたが、それでもダメでした。
テスターを使って、引き続きおかしなところを探してみたところ、
基板に炭素抵抗の抵抗値が書いてあるので調べたら二箇所抵抗値が合っていないのを見つけました。
R4 20K、R5 12K(Ω)とあるが、いずれもテスターは7.4KΩを示す。仮に交換したとして、この抵抗は何の役割があるのか?
手持ちの抵抗がないから、調達しないとなぁ。
あ、あとゲームは起動しないけど、マイクの音は出たからファミコンのRFユニット自体、少なくとも音声ユニットは死んではいないはず。
となると、メイン基板の方が悪いとは思うのよ。