私の夏休みの宿題工作をします。
ゲームウォッチのオークションでは、電池蓋が欠品しているものが多く、3Dプリンターで印刷したものが売っていますが、決して安いものではありません。それでもないと動かないから一度は買いましたが、今後のためにも自作して安く電池蓋を手に入れるというのが今回の趣旨です。
準備したのは全てダイソーで買ってきたUVライト、UVレジン、80度の温度で柔らかくなる粘土です。
UVレジンは太陽光でも硬化はしますが、UVライトの方が変人速攻の如く早くカチカチになってくれますから、買っておくと良いでしょう。100円だし。
まずは、要らないマグカップがあったので、お湯を沸かしてカップに注ぎ、「おゆプラ」を熱湯の中にドボンと入れます。
「おゆプラ」は浮力で浮き上がろうとしますが、
「こっちには浮かないよね?浮けないよね?」と青葉城西のミドルブロッカーよろしく割り箸で浮き上がりをブロックします。
火傷に注意して「おゆプラ」を取り出し、湯切り、コネコネします。
コピー元の電池蓋を木兎のキレッキレのストレートの如くビタンとおゆプラに嵌め込みます。
この時、押しつける深さは、おゆプラの平面と電池蓋の平面が合うようにしていくと、UVレジンを注入する目安(レジンが溢れる直前まで入れればゲームウォッチに嵌めた時と同じ高さになる)になりますからね。
※注意:ここではビタンと電池蓋をおゆプラに嵌めましたが、もう1手が必要です。それは後ほど説明します。
UVレジンを溢れる直前まで注入後、
紫外線を照射します。モバイルバッテリーあると便利です。3分くらい当て、
完成!では嵌めてみましょう。
…バリが干渉しています。バリはデザインナイフでカットし、ゲームウォッチに差し込む、この写真で言うところの左側が肉厚仕上がりなので削ります。
で、指で抑えればゲームウォッチは動きますが、
指を離すとバネ力で浮くので通電しなくなります。
そう、この失敗はおゆプラに電池蓋をビタンと垂直に押し付けた【だけ】だと蓋を引っ掛ける爪が作れないためこのようなことが起きます。
では、この反省を踏まえて2ndトライです。
再度おゆプラを熱湯で温め柔らかくし、一度電池蓋をビタンと押し付けた後、
適切な電池蓋の爪を作る為、青丸3箇所を軽く埋めます。これが成功するための研磨の如くの大事なセットアップなのです。
おゆプラが冷えたらそっと電池蓋を引き出します。
UVレジンは、先ほどの3箇所が確実に充填されるよう、かつ気泡が入らないように丁寧に入れます。
再度硬化させるとバッチリハマる電池蓋が出来ました!(一応バリとりした上でですが。)
オリジナル電池蓋の変人速攻とまではいきませんが、宮兄弟の変人速攻の如くバシっと決まった仕上がりです♪
なおこの成功型を使って、さらに複製してみたところ
(上:ドシャットに決めた2回目制作品
下:2回目の型を再度UVレジン注入して作ったもの)
ハマる電池蓋は確かに出来たものの、蓋をはめた時の持ち手側が丸みを帯びて持ちにくい形になってしまいました。
とはいえ、「良かった方の半分を盛大に喜べ!!」と田中御大の名言を思い返すのでありました。
てな訳で、ゲームウォッチの電池蓋複製スキルを手に入れたdeath!
「もう(電池蓋がないゲームウォッチの落札は)何も怖くない」ですわ。