聞いたお話の「色々」があったのですが、後ほど~なんて言いながら
結構な時間が経ってしまいました・・・

覚えてる人いるんかなぁ・・・

今日はその「色々」についてお話したいと思います。
ヘーベルハウスの耐震技術で
「制震フレーム」「剛床システム」「ロッキング工法」など採用されてますが、
いくら建物で耐久性を持たせても、
支えている基礎の性能がよくないと、意味がありません。
それくらい基礎は大事なんです。

さかのぼるは基礎コン打設 ・・・。
ヘーベルハウスの設計基準は24N/mm2。
施工時誤差を防ぐため+3N/mm2
温度湿度など気候から+3N/mm2(寒中時)
の、30N/mm2という呼び強度で
水セメント比47.7の生コンを我が家に打設しました。
【コンクリートの圧縮強度試験方法(破壊試験)】
現場でテストピース(6回分)を取り、1週間目(7日)と4週間目(28日)に
圧縮強度試験(破壊試験)を行います。
以前は、シュミットハンマーで現地にて強度試験を行っていたそうですが、
基礎自体への損傷や、誤差があることから、
ヘーベルハウスではシュミットハンマーでの試験をせずに、
試験場での破壊試験をしているとのことです。
結果として「コンクリートの圧縮強度試験供試体調書」をいただきました。
試験日3/14(打込3/7より7日後)

ピンク丸が7日目強度、緑ラインの部分が28日検査の予想になります。
ピンクの左側に3個、36.4N/mm2、35.4N/mm2、34.0N/mm2と数字が並んでいます。
これは1回の試験に付き3回計測し、平均値を結果として残すためです。
なので、平均値35.3N/mm2となっています。
7日目で、呼び強度の30N/mm2を軽くクリアしてきました

そして・・・試験日4/4(3/7から28日後)

青の丸が28日後の平均値です。
・・・ん?
・・・んん?
・・・・・・んなっ

ジャーン


46.5N/mm2!
46.2N/mm2、45.3N/mm2、48.0N/mm2とココも3回の平均値になります。
予想以上の強度にビックリました・・・

【コンクリートの圧縮強度とは】
単位はN/mm2で30N/mm2というのは
1cm2当たり300kgの荷重に耐えられると言う意味になります。
またコンクリートは時間をかけて固まり、強さが増します。
3日後で25%、7日後で45%、3ヶ月で90%・・・
そして100%になるにはおよそ3年かかると言われています。
そこで7日後に硬化力(固さ)45%がきっちり出てるかを計り、
28日後の硬化力(固さ)80%を「設計基準強度」として表しています。
【コンクリートの耐用年数】
コンクリートにも耐用年数があります。
「大規模補修不要予定期間」と「供用限界期間」と表します。
「大規模補修不要予定期間」・・・局部的軽微な補修を超える大規模な補修を必要とすることなく、
鉄筋腐食やコンクリートの重大な劣化が生じないことが予定できる期間
「供用限界期間」・・・継続使用のためには骨組の大規模な補修が必要となることが予想される期間
24N/mm2だと前者は65年、後者は100年
27N/mm2だと前者は80年、後者は150年
30N/mm2だと前者は100年、後者は200年
だと言われています。
36N/mm2だと大規模補修不要予定期間がおよそ200年と言われているので、
我が家の結果で出てきた46.5N/mm2とか何年!?って位先の話になりますね・・・
ちなみに3N/mm2呼び強度を上げると
生コンの価格は3%~4%ほど高価になるそうですよ。
日本建築学会の規定「JASS5」 によって「水セメント比:65%以下」を適用しなさいと言う決まりがあるそうです。
そして、高耐久のコンクリートを望むのなら、
30N/mm2以上の呼び強度+50%以下の水セメント比と言うのが条件になるそうです。
是非、基礎のコンクリートの納品書と、コンクリートの試験結果を
もらって見てください。
あ、我が家はこんな強い基礎に守られてるんだなぁ・・・

って安心感が増すと思いますよ

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