手術日前日!どきどき!

手術日前日

2025年4月某日。


手術日前日の入院。
メンタル強めでも、さすがに不安に押し潰されそうだ。


不安要素は2点。


一つ目は手術後の痛み。
二つ目は病理検査の結果。


手術後の痛みは、当然覚悟している。

臍部1.5cm~2cm(1箇所)
下腹部0.5cm~1cm(3箇所)
※膣部から引き出せなかった場合は、正中部を3cmほど切開。


トロッカー類を挿入するため、4箇所穴を開けるイメージだ。当然痛い。

過去に一度、帝王切開で10cmほど切開しているが当然痛かった。創部の痛み、後陣痛の痛みがあったが、鎮痛剤を服用して乗り切った。(+癒着防止のために、無理ない範囲でひたすら歩く。)


今回は腹腔鏡手術のために、腹部に炭酸ガスを注入される。体格等にもよるが、腹部を膨らませるために2.5Lから5L注入されるそうだ。不燃性ガスで血液中に速やかに吸収され肺から排出されるとはいうものの、身体を動かさないと塞栓症や肩凝りが心配だったりもする。

今回も鎮痛剤をガンガン入れてでも部屋、病棟階、院内を歩くと決めている。勿論、無理のない範囲で。


予想がつかないのは、子宮、卵管を摘出した後の痛みだ。基靭帯類を切断、子宮と膣部の切り離しも行う。膣断端も縫合する。

想像しただけでかなり痛い。実際の痛みは、手術後に細かく記録する予定だ。

もうひとつ。


病理検査の結果が判明するのは、1~2週間後。子宮頸部は高度異形成~上皮内腫瘍の疑いだが、子宮体部は造影剤MRIで「筋腫とは別に内膜が厚い箇所がある。」と指摘を受けた部分だ。子宮全摘のためすべて病理検査に回すが、子宮体がんがみつかった場合は、卵巣やリンパ切除を行わなければならないはず。


病理検査の結果が出るまで心が落ち着かない日を過ごすことになるが、まずは明日の手術、手術後の療養に専念しなければ。

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部屋は個室にしたので静かに過ごせる。読みたい本を読んで、病棟内を無理ない範囲で歩いて術後ケアに備えようと思う。

ただ、入院当日は、看護師、栄養士、薬剤師、担当医(+6名ほど)がかわるがわる入室。残念ながら、落ち着いて本は読めなかった。


それぞれ必要な説明を行うので「ふむふむ。」とメモをとりながら、時折質問を投げかける。手術以外では手術前後の点滴、薬剤が気になっていたが、説明があった。


【手術前日】
センノシド錠:2錠


【手術当日(手術前)】
ソルアセトF輸液
※身体の水分、電解質(ナトリウム、カリウム、クロール等)を補う注射液。薬剤のルートを確保する目的もある。


【手術当日(手術中)】
セファゾリンNa点滴静脈用
※セフェム系の抗生物質。手術後の感染症予防の薬。
ソルデム3A輸液:2本
アクメインD輸液:2本
※身体の水分、電解質(ナトリウム、カリウム、クロール等)を補う注射液。薬剤のルートを確保する目的もある。


【手術翌日】
ソルデム3A輸液:2本
アクメインD輸液:1本

全身麻酔時の薬剤は麻酔科医が選ぶため、薬剤師から説明はなかった。

基本的に手術翌日で点滴ルートははずされ、疼痛コントロールは服薬となる。お馴染みのロキソプロフェン60mgで乗り切るということのようだ。

そして便秘時。
酸化マグネシウム330mg。
子宮全摘後は排便そのものが恐怖でしかないが、とにかく便秘には気をつけなければ。

「眠れなかったら、眠剤出しますね~。」と伝えられたものの、ある程度は眠れる気がする。入院してしまったら、後は手術するしかないので諦めもついた。

続きます。