GA-X99-SOC Force | duck official blog

GA-X99-SOC Force






別件で久しぶりにGIGA板をちょっと弄ってます。
まずは冷やす前に挙動を掴む為、水冷環境でメモリ周りのチェックです。
他社は独自でDDR4-3300まで対応させている板もありますが、
この板に関しては通常の2133ですので、無理はさせずベストポイントを探っていきました。


DDR4になってから特にDDR4-3000以上の帯域になってくると、
使用するレイテンシとかにもよりますが、ただ電圧を上げてもダメで、
逆に電圧を下げたりベストの電圧ポイントを探す必要があります。
(例えば、DDR4-3000=1.67v DDR4-3200=1.465v DDR4-3300=1.35v....など。)


ちょっとベストポイントを外すとまるっきりベンチが走らなくなるので、
なかなか根気が必要になってきます。

この辺りの挙動は最近のOCメモリとOCマザーに慣れたユーザーにはとまどう場面だと思いますが、
その昔、DDR1(Winbond BH-5~6、それ以前のsamsungチップ)などの時代は
結構、そういうスイートスポット探しをしていたので、
経験のある御方は懐かしい作業だと思います。


通常、他社のマザーではトレーニングで何回も再起動を繰り返し、
少しづつメモリパフォーマンスを上げていくイメージなのですが、
この板に関してはOKの場合、ほとんど一発で立ち上がります。
ただし、性格がハッキリしていてダメな場合、どんなに粘ってもダメです(笑)
これも大きな特徴だと思います。


で・・この板ですが、DDR4-3000領域が得意らしく、素直にその辺でメモリのタイミングを詰めたり
挙動を探ってみました。使用したメモリはDDR4-3000以上のメモリを数枚試してます。
電圧も3000の領域なら1.8vくらいまでなら入れるだけ伸びる傾向にありました。
とても素直に感じました。










タイミングも他社の板と同レベルまで詰めることも楽勝で、非常に扱いやすかったです。

ただ一つ残念なのは、やはりUncoreが伸びにくく、2Dのタイム的には奮いませんでした。
この辺りをこの板作ってる関係者の友人に直接聞いてみたところ、
やはりそこを改善中で、改善予定なのでもう少し待ってくれとのこと。
まぁ、もともと2D専用板ではないので、
普段OCする場合、その辺は気にはならん人も多いでしょうけどね。








で、OSをwin7(8)に変更して本題の8C16Tの検証を少し。
検証と言っても常用領域ですので2PSU以上の環境や、

極冷時の極端な電圧降下などはおこりにくいので、
冷やして攻めないと分からない部分は多々ありますが、
常用環境でのスコアのバラつき、他社と比べて劣る部分もありませんでした。







http://page.freett.com/yasukazusimo/giga/giga.html


非常に安定していて、板まで御神籤していた頃のギガ板とは(笑)正反対のイメージでした。

赤と黄色の板の会社は攻めているイメージ、このジャイアンツカラー(古っ?)の板は
安定してOC常用したい人向けといったところでしょうか・・。


まぁ、先にも言った今後改善されたBIOSやツールなど出て来たら
性格が豹変してしまう可能性も十分ありますが・・。

私的には安定志向より昔のギガ板みたく、もっと とんがって欲しいけどね~(笑)
私はもうちょっとBIOS待ってから、冷やして絵描きに使ってみたいと思います。