Old School | duck official blog

Old School

当時のエース石はお亡くなりになってしまいましたが、
身内の常用機に入っていたサブのE8600が最近になって
帰還したので、板のFSBチェックもかねて廻してました。



duck official blog


LGA775環境では石のFSB耐性もですが、板のFSB耐性をどう伸ばすか?
が大きな鍵を握ります。
圧着だとかはPOT側に石の製品名とかロットNoの文字が逆さにうつり
読めるようでないと失敗です (-15度程度での撤収時)
もちろん他の各種セッティングだとかは完璧じゃないと
廻るとか廻らないとかの前に、限界域で攻めたら即死するでしょう。


実に細かいチェックポイントをいくつもクリアしなければ、
その石の実力を引き出すことは不可能なワケです。
少しでも手を抜くと数百MHzとか耐性が変わってしまう世界ですし、
P4系なら廻す人によって余裕で1GHzとか変わります。


つまり、一つでも多く、『耐性に変化のでる要素』をデータ化し
本番中のピンポイントの時間内で出来る限り組合すことが必要とされます。

i7以降の簡単なぶっかけに慣れすぎると、極冷でのM/Bの基本操作も
忘れてしまうのでリハビリするにはもってこいの素材でもあります。


とか言いながら私自身そうとう腕が鈍ってることも判明しました(笑)
いくらサブの石でも当時はFSB700近くはいってたのですが、
今回は666までしか引き上げることも出来ず、
結果を残せる時間帯や、パワーバンドを外してしまったようです。



duck official blog


しかし、初代ランページの兄弟板なので、冷えに弱い?印象がありましたが、
その弱点を克服する新たな発見もありました。
当時、日本だけが廻ってなかった原因も発見出来ました。
やはり、ベンチ台で普通にやっては駄目なようです。

この頃の板はチップとかはもちろんのこと、基盤自体も超過熱しますので
ピンポイントで基盤も冷やしてましたが、その逆も必要だということですね。


板的にもX48の板はノースの温度管理が繊細なので
そのうちまたリハビリがてらに何枚か?廻してみようと思ってます。
板は年々進化してますが、板の基本構造は同じでしょうから
こういった基本に戻るのも、最近の板でさえ何かの発見に繋がると思ってます。
やっぱり、この辺の板はたまにやると楽しいですね。