楽しんでますか?



さて、今日は 3月 の 新店舗の御紹介


本来なら その月ごとに御紹介しないとリアル感にかけますな。


(近日中に4月・5月・6月にOPENした5店舗分連続でUPします。)



   まずは、


   愛 LOVE ハンバーグ 


   というハンバーグ屋さん


   これ、店名です。  ある意味 ワイルドだろ? 笑



トイザラスと西村ジョイが入ってることでおなじみの

第一教習所のビルの1階にOPENしました。



ビフォー


こんな無機質な感じ・・・


DUCE.FUKIの 考えたこと.


DUCE.FUKIの 考えたこと.


ということで


アフターがこんな感じ・・・


DUCE.FUKIの 考えたこと.


DUCE.FUKIの 考えたこと.



今回は久しぶりなんで、少しウンチクを・・・

外観のデザインをするときに気をつけてることについて




■まずは  「認識性」  から考えてみます。


   分からなかったら・・・  


   気づかなかったら・・・


   興味が沸かなかったら・・・


とりあえず話になりませんな。


選択肢に入らないからね。



(今回写真はありませんが、建物の外や通路、道路側にも、いろいろ仕掛けしてます。)

  

■次に 「色選び」


その業態の一般的なイメージに合った ” 色 ” を選択すること。


業界用語では トーン&マナー と言ったりします。(通称トンマナ)


  要は ” らしさ ” です。


愛LOVEハンバーグさんは

お肉やさんが経営していて、素材にこだわっているけど

庶民的で、お茶碗にごはんで、箸でたべてもらう。

子供を連れて、日常使いやすい 楽しい ハンバーグ屋さん!

で、オーナーさん自身がハンバーグ大好き。


こんな要素から らしさ としての色を選択しています。 


  

■次に、 「クラス感」


これは  ひ じょう~に 重要なことやと思いますぞ。

  


座席のファーストクラスとかのクラスのこと。 


要はそのお店の商品・価格・サービスなどの

総合的なクラス、言いかえれば グレード感。


  そのお店は、高級店をめざしてるのか?


  庶民的な親しみやすさを目指してるのか?


高級レストラン? B級グルメ? その中間? ファーストフード? 

そこらを履き違えてデザインすると、「 え ら い こ と 」 になります。



たとえば・・・  極端な話


外観がいかにも 高級レストラン で ちょっと今日は贅沢におしゃれしてディナーでも・・・

と思って入ったら、定食屋さんだったら・・・


その逆も真なり・・・


お客さんは 期待を裏切られたとき 不満を感じ それが 怒りに変わったりしますからね。



屋台に入って、 お通しが来ん とか 椅子が座り心地悪い とか 店員が愛想がない

とか言う人は いないのと一緒。




お店の外観のグレード感は・・・


  「そのお店の本質的なグレードのちょっとだけ低いぐらい」  


が ちょうどいいさじ加減かな と経験的に思います。


(あくまでもグレード感の話です、おしゃれ感とはまた別。)




お店を造る前に お店のポテンシャルをなるべく正しく理解しなければいけませんから

オーナーさんに失礼なぐらい ねほりはほり 聞くのはその為。(いつもすんません・・・笑)




■次に 「デザインのジャンル・種類(好み?)」


これが、 やっかい なんですなあ。


前項の らしさ とか クラス感 は世間一般的な認識基準のようなものがある程度はっきりしています。


けど、このデザインの種類 いわゆる デザインジャンル というのは まあ~幅が広い。 

勉強すればするほど広くなるんですwww



なので、その中からこのお店にふさわしいジャンル を選ぶことは

「好み」 の要素が強くなってきがちです。


良く” アーチストデザイナー先生 ”みたいなひとの個人的好みで

芸術的観念みたいなものを盛り込んで創り上げた ” 作品 ” 的な店舗をたまに見かけますね。

好み全てのそれは どうしたものかと・・・




私は、思うんですが、このデザインのジャンルや種類は、


      「そのお店の 個性 を正しく表現するもの」


だと 思っています。


そのお店をつくっている さまざまな要素があります。


オーナーさんの想いや特長

その内面に潜む強みやポテンシャルなどを

ひとつの ” 個性 ” と捉えて外観でその雰囲気を醸し出すイメージ。



ハハハ これは 難しそうでしょ。


 ほんと簡単じゃない。



でも、そいういうことを 気にしながら デザインするとしないでは

全然ちがうんじゃないかなと。



■最後に  「そのお店で楽しめそうか?」


   ここの部分は 正直言って    



        感覚です・・・  笑



いろいろ造って、今までの経験測からくる 「六感?」


要は、繁盛しそうか? ってこと。


もう理屈じゃありません。


必死に毎回考えるしかないんです・・・



繁盛の方程式 とかよく聞くけど、一理あるけど

すべてには当てはまらんのですな。



でも、経験を積むことや、繁盛店をたくさん観察することで

その感覚は確実に磨かれていくと・・・



信じてるんですがね。笑




(いつもの長文にお付き合い頂きありがとうございました。)













みなさん楽しんでますか?


さて早速ですが今回は


イタリアンバルTORAISHIの写真紹介!


まずはファサード(外観)から


ビフォー(これは改装前の写真)
DUCE.FUKIの 考えたこと.

元々 イタリアンのリストランテ だった建物を改修してバール業態に


ということで


・入りやすさを出す為に閉鎖的だった塀をとっぱらい開放的に。


・安心感を与える為に、建物の外壁を大きく開口してガラス窓を設け店内の様子がうかがえるように。


ということで


こんな感じに・・・


アフター(改装後)


DUCE.FUKIの 考えたこと.

・ファサード全体のビジュアルイメージを 「楽しそう!」 「親しみやすい!」 といった空気感を

 演出するために・・・


            ” テーマパーク ”  のようなしかけをしよう!


   ということで


     遊園地にあるような看板 ・ ピエロ的キャラクター ・ サーカス天幕のテラスや


     外壁にエイジングを施して中世ヨーロッパのサーカス小屋のイメージを演出。


 これらのさまざまな「楽しめる場所」という一つの共通した要素を持ちそれらをMIXすることで

 独創的なビジュアルイメージを構築したいかなと・・・。


トレンドを意識してジャンルを固定した大人の戦略的なものは、つまらないし、今の成熟社会ではすぐに飽きられると思う・・・


別角度から・・・
DUCE.FUKIの 考えたこと.

ストライプのテントの下はOPENテラス席になってます。


見えにくいですが、左のほうにサーカス天幕があって、その中に6人~8人座れるテーブル席もあります。


冬でも「パラソルヒーター」でぽっかぽか・・・


昼間はこんな感じ

DUCE.FUKIの 考えたこと.

店内の様子がうかがえて安心感を・・・


外壁や看板やドアにエイジング処理を施してます。


このエイジングとういう技術はDUCEの得意分野の一つでもあります。




「イタリア食堂」っていうベタな看板は、業態認知の面で解かりやすさを意識したのと


お店・造り手側 と お客さん の温度差 みたいなものを べた~な看板で中和させる狙いがあるんです。




さて店内

丸テーブルにハイチェアーのバールの特徴的スタイル

全体的にホワイトとグレーを基調とした店内の壁もエイジングしてます。
DUCE.FUKIの 考えたこと.-アフター9

店内奥はアンティークのテーブルとチャーチチェアーでゆったりと・・・
DUCE.FUKIの 考えたこと.-アフター10

レセプション廻りは赤白のタイルやワイン棚で陽気なイタリアンスタイルに
DUCE.FUKIの 考えたこと.-アフター15



このお店は、店内の壁にさまざまな楽しい黒板ボードを配置しています。


お店の特長やお奨めメニューを紹介することで、

お客さんによりお店のアイデンティティーを理解していただき

おいしい料理の特長を目で見てわかりやすくしてるんです・・・

(黒板ボードのデザインもDUCEです~)


食材のはなし
DUCE.FUKIの 考えたこと.-アフター13


キャラクターピエロ「イバトラ君」の紹介(ルーツ)
DUCE.FUKIの 考えたこと.-アフター14


カウンター席から見える茶色の黒板(お奨めメニューの内容説明!)
DUCE.FUKIの 考えたこと.-アフター12



店頭の黒板メッセージボード看板。


DUCE.FUKIの 考えたこと.-アフター17

歩道を歩いているひとたちは「潜在顧客」です。


  「いつかご来店くださるひと」 


たちに対して、店頭でメニューや特長をご説明することは、


なによりも費用対効果の高い広告なんですね。





お店造りを25年やってきて想うんです。



お店つくりの目的って・・・




僕たち 造り手の好みの  「ただかっこいい空間」 


   を造るんではなくて


 そこに集う お客さんが  「楽しめる空間」  であるか?




ちゅうことが お店造りをさせて頂くもんにとって気にせないかん大事なことなんやろな・・・  と。



まだまだやけど・・・


これを永い目でじっくりと・・・


追求していこう!


自分が住む街のために・・・




で、最後に  

       

      イタリアンバルTORAISHI http://italianbar.toraishi.com/


すっごい楽しめる料理とお店のスタッフがお迎えしてくれます。


個人的にも ほんとに いいお店やと思うから・・・  是非!


    

お元気ですか?


今日はうちで造っていたお店のが完成したので御紹介。


  イタリアンバルTORAISHI


まず今回は、お店の業態説明をしましょう!


イタリアンバルって?といわれる方も多いと思います。

都会にはたくさんありますが、
愛媛にはまだまだなじみのないものなので
ここで説明しておきしましょう。


バル(バール)と呼ばれる業態

バルはイタリアでは16万軒あるといわれるくらい
地域社会に密着しているイタリア人の生活には欠かせない飲食業態のお店なんです。

イタリアにはどんな大きい街にも小さい街にも広場と教会がり、そしてバル(バール)がある。
というほど街の風景に溶け込んでいて、日本で言うとコンビニぐらいの頻度であるんです。


タイプでいうと・・・


①リストランテバール  食事がしっかりできるタイプ

②エノテカバール    ワインやお酒メインのタイプ

③カフェバール     カフェメニュー中心のタイプ

④ピッツエリアバール  ピッツァやパスタがメインのタイプ

⑤パニーノバール    イタリアサンドイッチを中心とするタイプ

⑥パスティチェリアバール ドルチェ(デザート類)を重点におくタイプ

⑦ジェラテリアバール  ジェラートメインのタイプ


こんなにさまざまなバールがあります。




今回のイタリアンバルTORAISHIは?というと

イタリアにあるバルをそのままこっちにもってくるんではなく
こちらのひとたちが使いやすいお店に上の①~⑦の全部の要素の中から
自由にアレンジして


愛媛松山ならではのイタリアンバルを造ろう!


という感じで 

   お昼は ランチ・カフェとして楽しめる

   夜は ビールやワインなどをイタリアンおつまみメニューでも楽しめ
       
      食事もしっかり楽しめ 夜カフェとしても楽しめる。

 という今までの既製概念や枠にこだわらないMIXスタイルのお店になってます。


ここならではのイタリアンということで

 地元愛媛・瀬戸内産の肉・魚・野菜をふんだんに使用した料理を提供されています。



地域のみなさんに生活の一部として愛されるようにと

価格はリーズナブルに設定されてますが

本格的な厨房設備を完備し、ガッツリ本格的なイタリアンの味を楽しめるんです。


これは㈱VUSIDOさんの企業力と長年の創意工夫がなしえたのでしょう。


 イタリアンバルTORAISHIホームページ

  http://italianbar-toraishi.com/


お店の空気感はイタリア特有の 陽気で明るく楽しい 感を演出するべく

お店造りをさせて頂きました。



次号は そのお店造りについてと完成写真の御紹介を・・・ではまた。