2013 年 7 月 2 日、ボルゴ・パニガーレ (ボローニャ、イタリア) – 米国コロラド州で開催される恒例のパイクス ピーク。「雲へ向かうレース」として知られるこのレースで、Ducati Multistrada が見事 4 年連続優勝を果たした。4 度目の優勝者はフランス人ライダー Bruno Langlois (ブルーノ・ラングロワ) 選手。
フランスで行われた 1985 年のヒルクライム France de Côte (フランス ド コット)、および 1990 年の France Promosport (フランス プロモスポール) 750 で優勝したラングロワ選手は、引き続きフランスでタイトル獲得を目指す一方、昨年のパイクスピークではドゥカティ ストリートファイターで 3 位に入り、今年こそ優勝をと誓っていた。
「ドゥカティ西ヨーロッパ」およびフランスのドゥカティ正規ディーラー「モト プレスティージュ (Moto Prestige)」の協力を得て、パイクス ピークでの優勝を記念した Ducati Multistrada 1200 S パイクスピーク エディションの 2013 年モデルで再度挑戦。ついに 1205 カテゴリーで優勝を果たすことになった。
ロッキー山脈の東端、コロラドスプリングスの西 16 km に位置するパイクスピークで開催される「パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム」は、標高 2,862 メートル地点をスタート地点とし、標高 4,300 メートルの頂上まで一気に駆け上がることから「雲へ向かうレース」と呼ばれている。
今回、4 年連続優勝を果たした Multistrada 1200 は、「4 台のバイクが 1 台に」という開発コンセプトを見事に具現化させ、電子制御式サスペンションとライド バイ ワイヤー (電子制御スロットル)、 ドゥカティ トラクション コントロール)、ABS (アンチロック ブレーキ システム) を組み合わせ、4 種類の走行モード (Sport、Touring、Urban、Enduro) を切り替えられるシステムを搭載している。 走行シーンに応じてあらかじめプログラミングされたモードは、走行中でもボタン操作ひとつで切り替え可能。 2013 年モデルではドゥカティ スカイフック (Skyhook) サスペンション を導入し、操作性がさらに向上。パイクスピークに最適なバイクに仕上り、世界中の Multistrada オーナーに大きな衝撃を与えた。
パイクスピークは印象に残る数多くの場面彩られた長い歴史を誇るレースだ。このようなレースで、ラングロワ選手をはじめとする Ducatisti がドゥカティ ブランドを支持し、優れた才能を発揮してきた。今回の「雲へ向かうレース」での優勝は Ducatisti の熱い情熱と強い意志の証明である。
ティエリ・ムーテルド (Thierry Mouterde)「ドゥカティ西ヨーロッパ」代表の言葉： 「ブルーノ・ラングロワ選手の優勝を称えると同時に、これに貢献できたことを嬉しく思います。 ドゥカティは情熱のブランドです。パイクスピークでの優勝を目指すラングロワ選手の意志は非常に強く、我々は彼の強い意志に心を打たれました。また、Multistrada 1200 の優れた性能は既にパイクスピークで実証されています。 今回、ラングロワ選手はフランスのドゥカティ正規ディーラー「モト プレスティージュ」(アジャクシオ) の協力を得て素晴らしい成果を達成されました。心からお祝いを申し上げます」