このマシンの最大のチャームポイントと言える部分。
タンク横に開けられた穴の奥にこっそりと覗くのは
ウェーバー製キャブレターのファンネル。
エンジンに火を入れると、まるで呼吸するかのような
キャブの吸気音がダイレクトに伝わってきます。
さらに、4000回転を越えたあたりからオトが一変し
レッド付近までの吹けあがりはもはや鋭い「鳴き」の様相。
排気系重低音と、吸気系中高音が混ざり合い
それはもう、官能的音楽の世界。
このたたずまい、なにやらイタリア製スポーツ4輪車の
雰囲気満点じゃないですか。(アバルトなカンジ)
ベベルに乗っていたから、というのも大いにありますが
やっぱり、キャブのファンネルは見えないと、ネ。