皆様おはこんばんにちは。
涼しくなっても半袖を未だに着続けるKTです。
今回ご紹介するのは、我らがOnn氏の所有する400SS Junior
Onn氏お初のドゥカティだそうです
「ちょっと乗ってみみます?」
勿論「NO」は御座いません
試乗できたので感想っぽいのを綴ります。
400とは到底思えない低音がを聞かせる空冷Lツインのサウンドに耳を傾けながら暖気。
操作説明を聞いているうちに、アイドリングの音が整っていきます。
説明の内容はアクセルワーク一つとっても神経質に。
要はライダーに要求してくる物が多いというコトでした。
そんなこんなでワクワク感もあれば若干の自信を失いつつ(ヨワい!)クラッチをミート
「んー、乗りやすい」
乗り方をこの子に合わせる必要がありますが、それさえ守れば、
トルクフルな性格のおかげで渋滞中でも拍子抜けする程乗りやすいエンジンでした。
前方が空き、余裕が出てきたので少し加速。
5速MT→6速MTに交換されたミッションを駆使してスピードを上げ下げてすれば
公道がサー○ットです。
有機的な廻り方をするエンジンは逆に新鮮味アリ。
サウンド、振動、メカノイズ全てが独特で心地良いんですね。
でも、古いエンジンだからと言って侮れません。
ファンネル仕様のFCRキャブとFORZAマフラーで武装したこの子、よく走るんです。
5500rpmくらいから楽しくなりそのまま...
楽しくてスピード上げすぎ注意
乗ってすぐわかったのが、このシート。
「リア荷重してちょ。」
と言ってきます。
ソコにおしりを当てれば良いポジションになります。
お恥ずかしい話、お初の16インチ。
普段のバイクとは全く違った動きです。
バイクがバンクしようとする。
「本気で走ったら、難しいんだろうな。」
と挑戦心が湧きますが、
人様のバイクです。その気持ちを噛み殺しつつ走ります。
「ブレーキも効かないつもりで走って下さい」
と言われてましたが、意味がわかりました。
”きちんと効きます”
ブレンボのブレーキタッチの表現の一つに
「真綿で○を締めるような...」という中々治安の悪い使い古された表現がありますが、
このことだろうか。
10キロ程の試乗はあっという間に終了。
最初は少し間抜けな感じに見えなくもないお顔(失礼)
が可愛らしくも格好良く見えてきました。
オーナーのOnn氏に
「僕が愛着もってた理由がわかりましたか?」
と聞かれましたが、わかります。
最新のバイクは、
最先端技術により誰が乗ろうとも文句も冗談も言わず速さと安全を高次元で融合した楽しさを提供してくれる
誰がなんと言おうと問答無用で最高の乗り物です。
今回乗った400SS Jrは、イタリア人の知恵と工夫にOnn氏がスパイスをかけているような。
下手すればグズるし、気を使うけど乗り手に色々語りかけてくるような人間臭さが◎。
ラテンの冗談に付き合っているような本当に愉しいバイクと感じました
たった10キロの試乗コースですが、雨の中笑顔になってしまいました。
(客観的に、少し気持ち悪かったのかも。)
子供の頃、ゴーカートに乗って楽しくてはしゃいだ感じに似ています。
実はこの子、飼い主募集中のとのことで、
若かりしOnn氏(今も若いですが。)の入魂の一台となっております。
大切にしてくれる方を絶賛大募集しています