先週金曜日の夜遅く、翌日のライブを前に、
どうしてそんな気になったのか今でもわからないのですが
古い古い紗の着物を突然、明日のライブに着て行こうと思いつき
洗って、濡れたままアイロンをかけ始めました。
(麻ですので、乾いた皺をとるのは至難の業ですから)
そして、気を付けていたにもかかわらず
右膝を、熱くなっていたアイロンスタンドの金属部分に当て、
火傷を負ってしまいました。
朝起きて、落ち着いて考えれば
シミもひどいしあまつさえ穴まであるこんな着物…
どうしてこれを人前に着て行けると思ったのか分からなくなりました。
当然、使いませんでした。
そして今日、
娘から「お土産があるから帰りに寄って」と連絡があり
食後のおしゃべりの途中で娘が私の火傷に気が付きました。
「どうして同じ場所をケガするかなあ」と笑いながら
娘も同じ右膝を怪我していることを話し始めました。
そして、話しているうちにどちらも同じ先週の金曜日の夜に
怪我をしたことが判明しました。
実は私と娘は、今までに何度もこんなことがあるのです。
同じ場所を同じ日に怪我する。
昔読んだ心霊マンガでは、それを
「人の痛みを引き受けている」のだと解釈していました。
それがなんだか気に入って、以来、私もその解釈を採用することにしました。
まだ娘が幼かった頃ならいざ知らず、
もう30代も後半だというのに
なんという過保護なんだろうと笑いあいました。
みなさんはこんなこと、経験ありませんか?