先日のライブ1週間前から

ヒノキアレルギーが急に悪化して

喉の調子が悪くなった。

 

何とか薬飲みまくってライブは乗り切ったものの

その翌日からまったく声が出なくなってしまった。

 

行きつけの耳鼻科でアレルギー薬と

喉の腫れを治す薬を処方されたが

2日経ってもまったく改善しないので

シンガー御用達の耳鼻咽喉科へ。

 

カメラを突っ込まれて医者が言うには

咽頭炎を起こして、声帯が腫れている。

その上、声帯にカサブタができているから

声帯が閉じられずそのため声が出ないと。

 

抗生剤使っても声が出るまで1週間はかかるとのことだった。

 

仕方なく、初めて幼児英語教室をお休みし

セレモニーの仕事も休んだ。

出勤できるのは、スーパーの青果部のみ。

何というありがたいこと。

収入は減るけど、ここに勤めてさえいれば

お持ち帰り品によりほぼ無料で

「ベジタリアン」としての生活は可能なのだ。

 

歌えない間にせめてお勉強しようと

アマプラで古いジャズ映画を見まくる。

 

「アメリカ交響楽」

「ブルースカイ」

「ヒット・パレード」

「ブルース誕生」…

どれも素晴らしい、出演者が豪華絢爛

…だけど、お尻が痛い。

 

いつも歌えて当たり前、

しゃべれて当たり前と

きっとどこかで思っていた。

 

それができないとどんなに困るのか

いつもがどれだけありがたいのか

心底身に染みた。

 

でも不思議と歌えないことがツライとは

それほど思っていない。

ライブの直後だからかもしれないが

歌えなくてもやれることは山ほどあると

身に染みたからかもしれない。

 

知らないことが多すぎる。

知るべきことが多すぎる。

やるべきことも山ほどある。

歌えないなんて嘆いている暇はない。

 

まあ不便ではあるけどね。

 

歌えたら歌ってしまうけど

歌えないからこそ100%聴き込める。

これは神様のプレゼントしてくれた時間なのだ。きっと。