幼児英語教室の講師になって

なんかんやで1年経ちました。

教材もやっと1周し、ほんの少しだけ

気持ちにゆとりが生まれつつあります。

そんな最近、感動したことがありました。

 

いつも強気でプライドの高い女の子のこと。

どんな小さな子でも、みんなちゃんとプライドがあって

「失敗したくない」(特に人前では)気持ちがもう芽生えています。

彼女は4月から小学生コースに上がってしまうので

あと少しのお付き合い。

いつもお母さんにわがままし放題の暴君なのだけど

お母さんも熱心なお陰で暗唱(毎月30個もの単語を覚えますよ)

にもしっかり取り組んでくれてます。


彼女は特にプライドが高いので

うまく覚えられない月のものは

本当はやりたくない。向き合いたくない。

 

でも、毎回「どれが覚えられてないのかちょっと調べてみようよ!」と

オトナのいやらしさでノセて、チャレンジしてもらってきた。

特にうまくいかない時は暴れたり物やお母さんに当たったり…。

何回も何回も合格ラインにとどかないまま

それでもこの数週間ずっと「ちょっと調べ」続けてきました。

 

そして今日、ついに合格できました。

あのプライドの高い彼女がこじらせることなく

素直に?コツコツ何度もチャレンジしてくれたのは

お母さんの根気強さがあったお陰。

 

合格!と言ったときにはもうお母さんが涙ぐんでたけど

「お母さんもよく頑張ってくださいました。ありがとうございます」

と言うと、さらに泣かせてしまいました。

 

何でも一度でできてしまうのも確かにすごいことだけど

できないことに何度も挑戦する心の強さの方が

それよりずっとすごいことなんだと

彼女の姿が改めて教えてくれました。

 

どんな失敗もそこでおわれば失敗だけど、

成功するまで続ければそれは単なる過程に過ぎない

とはよく聞くけれど、それを目の当たりにするのは

なかなか貴重な体験でした。ありがとう。