さあ、明日から仕事始め!と

日付が変わる寸前に床に滑り込んだ4日深夜。

 

何やら外が騒がしい。

…また外人さんの夫婦喧嘩かー。

どんどんエスカレートする叫び声。

何言ってるか分かるわけもなく

もー!勘弁してよ~。朝早いんだよう!

と布団に潜った。

 

それでも止まない叫び声、

そして何やら物でも投げているのか

ガラスの割れる音。

 

いい加減にしろーっ!!

 

と、カーテンをジャッと開けたら

そこに突然炎が見えた。

 

そう、夫婦喧嘩ではなく

火事だった!

 

我が家は5階建ての団地の3階。

向かいの棟の隣階段4階ベランダが

燃えている!

 

一瞬何がどうなってるか理解できなかった。

え? えっ?コレ、マジ?

はい、マジでした。

炎が見えなくなるまでは

さすがに窓から離れられず

しかし出来ることと言えば

記録することだけ。

といっても最初の10分、撮れてるつもりが

スタンバイモードで(笑)撮れてない。

途中では手が震えたり

まあ私も落ち着いてるつもりがそーでもなかった。

やっと来たらいっぱい来た消防車

 

放水するたびに炎が大きくなる。コレって灯油火災じゃないの?

水はアカンやつじゃないの?

隣のベランダや階下の排水口からも炎が見えてるってことは

明らかに燃える液体が流れてるってことじゃん。

どうして消防は誰もこっちの階段踊り場に登ってこなかったんだろ?

と、翌日落ち着いて動画を見たら思った。

 

最初はこんなふうにベランダが燃えてて

室内は暗いんだよね。。。

3階と1階の排水口に炎が見える。

そして何も燃え草のない空き家の隣家ベランダの床も燃えてる。

 

今更なんですけどね。

 

とにかく…

とても寒い夜だった。

下の階も水浸し。

まあ団地なのですぐに空き家へ避難はできるだろうけど

自分ちが増築する前と同じ間取りの部屋なので

自分と重なったり、やるせない思いが巡ってきたり

外国から日本に仕事しに来てくれたのに

どんなに不安だろうか

何もない部屋で、震えていないだろうか。

あたりまえだけど、もう眠れる気がしなかったし

眠れなかった。

 

それは、すぐ目の前に

いい加減、断捨離しなくてはと

数日前に引きずり出した毛布があったから。

 

ずっと放置していたのに

やっと手放す決心をした毛布たち。

(ちゃんと洗って仕舞ったよ。多分ね)

 

これは、、、もう、、、、

「運命」でしょ!?

と、お得意の思い込みで、

この子たちを何とかして避難者さんに

お届けしなくてはという

「謎の使命感」

に目覚める。

 

とはいっても翌日は丸1日仕事で出掛けていたので

誰にも連絡取れず。

2日目の仕事帰りに自治会の人にバッタリ会ったので

(そりゃまあ現場のすぐそばだからね)

即座に毛布進呈の話をしつつも

「でも、新しいものじゃないからいらないかもだよね?」

と言ってみたら

「もしそうなったら、処理費を自治会負担でするからいいよ」

と、嬉しい申し出が。

 

ということで、すぐに思いが実現することになりました。

100%自己満足で、おまけに私は得しかしてないけどね。

 

そんなとんでもない年明けだったけど

この火事を知った友人から

「何かあったらうちを避難先にブッキングしといてよ」と

申し出があったことは心底嬉しかった(^▽^)。