今日は義兄が指揮をする某大学管弦楽団の

定期演奏会に友人連れて行ってきた。

 

何が楽しみって、

初めて生で聞く「1812」なのだ。

 

このチャイコフスキーの曲は

ナポレオンたんのロシア遠征が

とってもわかりやすく描かれた作品で

実際の楽譜に

「ここで大砲ぶっ放す」と書かれている

ミリオタにはたまらん曲なのである。

そして序曲しか知らん。

 

自衛隊の音楽隊が観閲式などで

礼砲隊と共演する曲でもある。

その際はもちろんM101 105mm榴弾砲が登場する。

ただし、ホンモノはやはり大音量過ぎて

肝心の演奏をかき消してしまう大迫力なので

動画のどれを見てもあまり満足いくものはない。

 

そしてぶっちゃけ自衛隊音楽隊の演奏は

いかにも軍隊行進のための楽隊っぽく無表情なので

そこらへんは脳内で多少脚色が必要なのだ。

あの演奏では私の中のお馬さんがギャロップできない。

 

現物の発射音を聞いて演奏に脳内エフェクトかけるか

いい演奏を聴いて脳内でキャノン砲エフェクトを掛けるか

どちらかを選ばねばならん曲なのがもどかしい。

だがそこがイイ(変態さんか!)

 

行ってみると、主にこういう序曲は

学生さんが棒振って、1年生のデビュー戦となるということで

義兄の指揮ではなかったが、まあそれはいい。

 

そして、初々しい新兵たちの演奏には

ところどころ「ぅん??」と首をひねる音が

効果音として(笑)現れ、笑いを誘う。

だがそこが微笑ましい(母目線)。

 

この1812の前後で演奏された

上級生たちの音と聞き比べると

普段それほどクラシックを聴き慣れてない私でも

その違いは歴然と分かった。

 

ということは

3年もすれば彼らも随分上達するということだろう。

 

しかし、部活にこんなに入れ込んじゃって

コヤツらほんとにちゃんと勉強してるんだろうかと

ふと心配になった帰り道であった。