前の仕事が当初の予定より1週間も拘束延期してしまい、

次の仕事に着手できずに昨日の午後を迎えた。

締め切りは今日の昼。

案件はとある花火大会のポスター

 

私は安直に

「あー、もうムリムリ。はい、コンペ棄権ね」」と

すっかり頭の外に追い出していたんだが、

雇い主が15時過ぎに

つるさんはまるまるむしみたいな顔して

「どう?明日のお昼までにできそう?」とか

次元を超越したようなこと言ってきたので

「やらなきゃいけないならやれますよ」

とか口がドリフトした。

 

そこから怒涛のオーバークロックで

吊り橋を切り抜き、

ラリー車とレースクイーンと火縄銃の甲冑武者をトレースし

アメコミイラスト描いて…(どんな花火大会やねん)

 

知らないうちに18時になってるけど私の定時は17時。

25時までいた最後の正社員も終業し

帰れない私への業務依頼について雇い主にクレーム入れてくれてる。

 

雇い主が「もうやめちゃおうか!」などと世迷いごとをおっしゃってくれたが

一度食らいついた目の前の仕事は食い尽くすことしか知らない。

 

雇い主は私に「肩でも揉もうか」などと気を遣ってくださるが

一人にしてくれた方が作業は捗るのだ。

話し掛けてくれなくていい。

とか、思いながらひとりで違う世界へ突入。

 

なにせ自宅以外でこんなフル回転するなんて初めてて

異世界突入する自信がなかったけど

24時過ぎるとできるもんだな。

やっぱ夜ふかし最高!

 

いつもは時給以上のパフォーマンス出すと

自分で不満が溜まっていくからセーブしてる。

でも、この案件はやってみたいたいことが満載だったし

落選しても時給は発生するしなので

だったらとことん楽しんでやろうと決めた。

 

とはいってもさすがにミドルフィフティーにとって

仕事場で朝を迎えるのはしんどかった。

ノンストップで戦闘態勢取ってると

背中がパンパン首もパンパン右手はひきつるしで

呼吸がしづらくなってきた。

 

精度を上げだせば切りないし

自宅にも仕事が待ってるしで

6時半になった時点で切り上げた。

 

作り始めからフィニッシュまで誰の目にも触れてない

かなりヤバめなポスターを提出して帰ってきた。

 

今日は自宅仕事優先で出社免除。

ああ楽しんだ! 振り切った!

あとは知らん!

 

明日の出社がちょっと怖いけど…

ま、いいか!

 

しかし久しぶりに描いた絵が初のアメコミて。

そして夏休みの宿題ポスターでも

もう少し時間かけたような気がするなー。

実働15時間でコンペに出すってキチガイ沙汰。