天皇陛下は日本の象徴であるとのこと。

だがしかし、何ゆえ、公の場に御出ましの際に
羽織袴をお召しにならないのだろうか。

これが私は以前から不思議でならない。

まあ「うちは公家じゃもの」と言われれば
束帯ということになるけれどねえ…
女性も十二単はお召しにならないからね。

美智子さまのきもの姿の隣には
やはりスーツではなく羽織袴の方がいてほしい。

何でも宮内庁に正装は洋装との決まりごとがあるそうだが
それこそいつまで明治維新引きずってんの! だわ。

憲法改正の是非と共に、ぜひそこらへん
日本文化への回帰をお願いしたい。

日本には、きものという立派な民族衣装があるのだから
それを象徴たる方が率先してお召しにならずになんとする。

いくら日本人の体形が西洋化してきたといっても
洋装した西洋人とは比べるべくもなく
隣に並べば自らの短い手足を思い知るのであります。

マッカーサーと昭和天皇を写したあの写真!

ノーネクタイのマッカーサーと
モーニング着用の昭和天皇を並べた屈辱的なあれこそは
「日本国民よ、おのが立場を思い知れ」という
GHQのメッセージ。

公式行事で英王室来賓の方の横に
ローブデコルテとスーツで並ぶ
我が国皇室の方々を見ると、
私の脳裏には時々あれが浮かぶのだ。

西洋の仲間入りをしようと猿真似をしても
所詮は黄色いサルである、と言われている気がする。
(あ、この場合単にファッション限定の話ね)

ところがっ!
きものを着た途端に、そんな劣等感は吹っ飛ぶのである。
きもの姿の日本女性が美しいのは言うに及ばず
(ついせんだっての成人式に
 花魁姿で登場したおバカ女子もまあとりあえず)
羽織袴の日本男児がどれだけ凛々しく見えるか。
(ついせんだっての成人式に見たおバカ侍もとりあえず)

黒紋付き(羽織)に仙台平(袴)!
そして白足袋・雪駄で堂々と立つ姿は、
どんな仕立てのよいスーツにも
負けない気品があるぞ!!
短足胴長も問答無用である。

しかし仙台平はもうとっくにレッドデータブック入り。

どうか皇室が率先して立ち上がり
きもの・特に袴の文化の灯を守っていただきたい。

多少トイレで不便でもっ!!!
(高校時代、頼まれて剣道部にいた頃を急に思い出した…)