見えてないままで

一日一枚、
徒然なラクガキは続いている。



他の人はどうか知らないけど

何かを見ながら描き写す時と
何も見ないで思ったものを描く時って

私には絶対的な違いがある。

見えてるとおりに描こうとする時は
その対象を見ることに一生懸命になりすぎて
まだ白い紙の上にどんな風に表現するか
考え付かないうちにペンを紙に下ろしてしまう。

何も見ないで思ったものを思った通りに
描こうとする時は
あたりまえだけれど
どう描くかは頭の中に出来あがっている。
だからペンを下ろすまでの時間はとても長い。

そんなことにやっと思い至ったこの頃。

ひと呼吸おくこと。
ワンテンポはさむこと。

とかくあわてん坊の私が
絵を描く時だけじゃなくて
わりといつでも苦手なことだ。

見えてないままで発進してしまう。

コレ、見切り発進よりもっとコワイよね…。


ペンを動かしながら探ってる。

まあ紙の上には交通事故はないからいいけど。
たまにオモシロい偶然もあるからいいけど。


時々は、白い紙の上に
描くべき道が見えてくるまで待ってみようと

思ってはみるものの
思ったときにはもうペンは紙の上だったりする。

どんだけそそっかしいの私。
どんだけあわてんぼうなの。


なんか脳ミソの場所が間違ってる気がするなあ。


いいかげん
「待て！」
を覚えなければ。