今回の入院で
最初は抗生物質の点滴で
菌を叩く方針だったらしい。

だけど効果の出にくい場所なので
数日してあまり結果が思わしくなければ
開腹手術ということだった。

そして結局4日目にその決断が下った。

何か質問はと聞かれたので
「どこをどう切るんですか」と聞いてみた。

なんせ私は今まで2回
腹をかっさばいてるんで
これ以上刀傷が増えるのは嬉しくない。
想像しただけでうんざりだ。

すると、
「帝王切開と同じところを切ります」とのお返事。

昔、その帝王切開で入院してたとき、
2度目の帝王切開で同じ傷口を切った先生の腕がイマイチで
ギッタギタの傷跡になった人の話を聞いたことがある。

でもまあ今はきっとレーザーメスだろうから
ギッタギタにはならんだろう…と自分をなだめた。

結果、少々延長されてはいるが今のところギッタギタには見えない。


…ともかくも

31年前に切開した傷口から取り上げられた娘が
こうして同じ場所を切開された私の面倒を見るまでに
育ってくれていることが
何にも増して嬉しくて仕方がないのであります。
なんかよくわからんけど感動するのであります。

子どもってすごい。
本当にこんなに成長するんだね。

娘は仮死産だった。

集中治療室で小さな体に点滴やらなんやら
山ほど挿管されてたのに。

産声も上げられなかったのに。

大きくなってくれてありがとう。