先日搬入を済ませた絵。

ちゃんと真面目に描いた油彩画を
人目にさらすのはン十年振り…

というか、こんだけ真面目に描いたのが
もしかしたら生まれて初めて。
困ったね。半世紀生きてるのに。







でも、搬入して展示したのを見ると

orL ってカンジだわ。



なんでこうもデッサン狂ってるんだか

まあホント言うと、ウチにある時から
若干気付いてはいたんだけど

気付かない振りしてた。





人体の書き出しが7センチ下過ぎた。
帽子ギリでよかったのだ。

手先をムリクリ入れたんで
えらく寸づまってしまった。
息子よ すまん。

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   「やだ」

そのうちもう一度描き直す。

あ、言っちゃった。



油彩画って、水彩と違って
その気があれば、なんぼでも描き直しができるので
「失敗した」って言うのってとても恥ずかしいことなんだよなあ。

そりはつまり「私は途中であきらめました」ってことなんで。


人目にさらすってことで、
否応にも客観的に見ざるを得ない。
これって私みたいにチャラポラしてる人間には
わりかし必要かも。

恥を知るっつーか。




そんで、どうでもいいことだが
額装で失敗してるのは仕方がないのだ。

そもそも今回油彩画に復帰しようと思ったのも
今は亡き伯父から譲り受けた
どえりゃあ数の古キャン、油縁、筆、油のお陰なので
当然、額はその中からしか選びようがないのである。

現在、お絵描き遊びに掛けられる金なんぞは、ない。

裸婦クロッキー会の年会費がとてつもなく上がったし。ぷんすか。

もっと素朴にしたかったのだが…
なんなら仮縁でよかったのだが…

乾ききってないし、ギャラリー喫茶での展示ともなると
いらんことでいらん禍根とか招きたくないので。

でも、額装って大事だということがよっくわかった次第。
今回はそんでよし。