楽して使えるキャンバスがないか
あれこれさばくっててたら
学生時代に描いた
めちゃくちゃヤル気の感じられない
裸婦カマイユが出て来た。

カマイユだから当然のごとく、
そんなにガシガシ描いてないはず。


だのにーーーー

なーーーぜーーーー



そのキャンバスが裂けとります。

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右肩の上に、異次元への裂け目が口を開けとるがな。


なんということでしょう。

30ン年前のキャンバスが…

30年…



あ!まだあるぞ、30ン年前のキャンバス。

あれらは大丈夫なのだろうか?


しかも他人様にバカスカ売りさばいたアレ系。


そうそう、

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コレ系。


当時、学園祭で飛ぶように売れたので
金に目が眩んで何日も徹夜して描いた…
(しかも母校から古キャン山ほどせしめて)

当然、速乾性が求められるので
溶き油は、禁断の「シッカチーフ」

ひび割れ覚悟の

もう確信犯的仕事。(←誤用)


懺悔の値打ちもないワタシ。


その経年劣化を見届けるためにあえて残した数枚がここに。

とりあえず、シッカチーフ使用するも、
乾き優先のためにとにかく薄塗なので(制作時間もたぶん2時間掛けてない)
絵の具のひび割れは今も見られない。

そもそも購入者が
いまだに所有してくれてるとも思えないが。

ブラコンのプラチナブロンドおかっぱ頭の娘とか
父さんにも殴られたことない男子とか
ランバ○ルの嫁(事実婚)とか…


そしてキャンバスはどれも裂けてない。


この違いは何だろう…とつらつら考えるに。

つまり、裂けたのは私が力任せに張ったキャンバス。
当時から、和太鼓かっていうぐらいの張力を誇っておりんした。

そして裂けなかったのは、高校の授業用に大量購入された
機械張りのキャンバス。

うん、てことは、暴利をむさぼらせていただいた
アレ系たちは、今も健在。

うん、大丈夫!

ゼッタイ大丈夫なのだ!!




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「この大宇宙に「絶対」ということはない。」


あーー、はい。すんませんでした。